FXトレーダー必見:スプレッドが広がりやすい日・時期まとめ【年間カレンダー対応】

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FXトレードではスプレッドの広がり=実質的なコスト増を意味します。とくに自動売買(EA)や短期トレーダーにとっては、スプレッドが広がりやすい日を避けることがパフォーマンス維持に直結します。

本記事では、毎年共通してスプレッドが拡大しやすい典型的な日・時期をリスト化。取引戦略の設計や稼働停止判断の参考にしてください。


スプレッドが広がりやすい日・時期 一覧

以下のカレンダーは、流動性低下・取引参加者の減少・市場休場などが原因でスプレッドが広がる傾向がある日をまとめたものです。

日時・時期内容・背景
1月1日(元日)世界的祝日。ほぼ全市場が休場。極端に流動性が低下。
1月第1週(月初)欧米トレーダーの休暇明けが遅れる傾向あり。流動性不安定。
2月第3月曜(米・プレジデンツデー)米市場休場。NY時間帯のスプレッド拡大に注意。
3月・10月(サマータイム移行週)ロンドン・NY市場の時間差がずれて相場の重なりが崩れ、流動性が不安定化。
グッド・フライデー(3月末〜4月)欧州・米国の祝日。主要市場が同時に休場し流動性が極端に低下。
イースター・マンデー(4月)ロンドン市場休場。クロス円・欧州通貨のスプレッドが拡大しやすい。
5月第1月曜(英・メイデー)ロンドン市場が閉まるため、アジア〜NY間の流動性が落ち込む。
7月4日(米・独立記念日)NY市場が休場。午後以降の取引は閑散、スプレッドが広がりがち。
8月(全般)欧州・米国の夏休みシーズンで「夏枯れ相場」。突発的に値が飛びやすい。
9月第1月曜(米・レイバーデー)夏休み最後の週末。NY市場が休場し、閑散な値動きに。
11月第4木曜(米・感謝祭)米国祝日。翌日金曜(ブラックフライデー)も早仕舞いで極端に薄商い。
12月24日午後~12月31日(年末)欧米勢の長期休暇で出来高が急減。価格が滑りやすく、アルゴ取引による乱高下に注意。
月末営業日のNY時間深夜(ロンドンFIX後)リバランス終了後に流動性が枯渇。突発的に値が飛びやすい時間帯。
雇用統計・FOMCなどの直前直後発表前は様子見でスプレッド拡大、発表直後は急変動+極端なスプレッド拡大に注意。

補足:スプレッド拡大を防ぐための対策

  • EAのフィルター条件に特定日付・時刻を設定する
  • 重要指標発表前後は自動売買を一時停止
  • スプレッド監視機能(例えば最大スプレッド制限)をEAに組み込む
  • NY・ロンドン時間の稼働時間帯だけに制限する(特にアジア時間を避ける)

まとめ:薄商いの罠に注意せよ

FXでは「動かない相場」より「流動性が極端に低い相場」の方がリスクが高いケースが多々あります。スプレッド拡大はスリッページ・損切り遅延にもつながるため、予測可能な日には事前対応が必須です。

取引履歴を見返し、過去に「やられた日」がこのリストに該当していないか、一度チェックしてみてください。

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