ロボアドバイザー徹底活用:コア・サテライトで年率5%を狙う現実的運用

ロボアドバイザー

アプリに積立額を設定して放置—— それだけでグローバル分散と自動リバランスを実行してくれるのが「ロボアドバイザー」です。本稿では、代表的サービス(例:ウェルスナビ、THEO、トラノコなど)に共通する仕組みを軸に、コア・サテライト設計で年率5%を現実的に狙う運用法を、初心者にも再現できる手順まで具体的に落とし込みます。

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要点(先に結論)

  • ロボアドは国際分散・自動リバランス・再投資を代行。家計の余力で定額積立し続けるのが基本。
  • 想定リターンは年率3〜7%。計画は5%で立てる。
  • コア・サテライト:コア=ロボアド(70〜90%)、サテライト=高配当ETF/金/個別(10〜30%)。
  • 暴落時は自動リバランス+少額追加入金で回復の伸びしろを確保。
  • 出口は定率取り崩し3〜4%を基準に逆算。

ロボアドバイザーは何をしているか(仕組み)

世界株式・債券・REIT・コモディティ等の低コストETFを組み合わせ、リスク許容度に応じた配分に。価格変動でずれた比率は自動リバランスで修正、配当は再投資

向いている人・向いていない人

向いている

  • 分散と継続を重視
  • 家計の自動化で時間節約
  • 暴落でも積立継続

向いていない

  • 短期で大きな値上がり狙い
  • 手数料最安に徹底拘る(自力ETF派)

コスト構造と「実効手数料」

概ね年0.6〜1.1%(税込相当)。「自動化の対価」を行動リターンで回収できるかが焦点。

手数料差0.5%が20年続くと:

  • 年率4.5%:12,424,035 円
  • 年率4.0%:11,706,691 円
  • 差額:717,344 円

期待リターンの現実値

計画値5%・保守値3%・上振れ7%のレンジで設計。

コア・サテライト設計

コア=ロボアド(70〜90%)、サテライト=高配当ETF・REIT・ゴールド・個別等(10〜30%)。

積立額の決め方(家計から逆算)

  1. 生活防衛資金(3〜6か月)確保
  2. 手取りの10〜20%を自動積立へ
  3. 賞与は50%を追加入金

初期30万円+毎月3万円、年率5%の場合:

  • 10年:5,171,982 円
  • 15年:8,686,191 円
  • 20年:13,196,181 円

※月次複利。将来のリターンは保証されません。

為替リスクと円安局面

外貨建てETFを組み入れるため円/ドルが影響。極端な円安局面の一括は慎重に、原則は積立で時間分散

暴落時の対応

評価額5,000,000 円が30%下落→3,500,000 円。ここで500,000 円追加して高値回復すると、追加分は約714,286 円、上積み214,286 円。

税制の基本(一般論)

課税口座では配当・譲渡益に課税。損失年は損益通算繰越控除の対象になり得ます。詳細は最新の制度を確認。

出口戦略:定率取り崩しの目安

資産2,000万円:

  • 年3%:600,000 円(月約50,000)
  • 年4%:800,000 円(月約66,667)

実装手順(共通)

  1. 口座開設(本人確認)
  2. リスク許容度診断→提案ポートフォリオ確認
  3. 毎月の自動積立額を設定(給料日直後)
  4. ボーナス月は追加投資予約
  5. 年1回、積立額と取り崩し計画を点検

よくある失敗と対策

  • 短期で辞める→最低5年、理想10年以上
  • 積立停止→暴落時は据え置き/少額増額
  • サテライト過多→10〜30%に制限

まとめ:今すぐできる3ステップ

  1. 手取り10〜20%の自動積立を開始
  2. サテライトは最大30%で小さく試す
  3. 年1回の点検で継続性を担保

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