テーマ27: VIXが1日で+20%以上上昇した翌日の寄り付き逆張りを勝ち筋に変える設計図(監視→エントリー→手仕舞い)

日本株トレード

今回のテーマは「VIXが1日で+20%以上上昇した翌日の寄り付き逆張り」です。アイデア自体は一文で言えますが、勝てる形にするには“どの銘柄で・どの局面で・何を根拠に・どこで諦めるか”まで落とし込む必要があります。ここでは、思いつきを再現性のある短期戦略に変換する手順を、できるだけ具体的に解説します。

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【DMM FX】入金
  1. この戦略が刺さる相場環境と、刺さらない環境
  2. 前提:短期トレードを“統計ゲーム”として扱う
  3. 監視(スクリーニング)設計:このテーマを“当たり銘柄”に絞る
    1. 1)流動性フィルター
    2. 2)テーマ固有のトリガー確認
    3. 3)伸び代(エッジ)の見積もり
  4. エントリーの型:観測→仮説→発注に落とす
    1. 観測(事実)を固定する
    2. 仮説(こうなりやすい)の作り方
  5. 損切り設計:負け方を決めると勝てるようになる
  6. 利確設計:分割利確と“伸ばす玉”を分ける
  7. 具体例:一連の手順を“時間軸”で再現する
    1. Step1:事前監視(当日〜直前)
    2. Step2:初動の確認(観測)
    3. Step3:エントリー(発注)
    4. Step4:損切り(否定)
    5. Step5:利確(分割)
  8. テーマ別の“落とし穴”と対策
    1. 落とし穴1:出来高の“見間違い”
    2. 落とし穴2:VWAPを“神格化”する
    3. 落とし穴3:板の厚み=本物の需給、と誤認する
  9. ポジションサイズとリスク:1回で壊れない設計
  10. “やらない条件”チェックリスト
  11. 検証(バックテスト/フォワードテスト)のやり方
  12. ログ(トレード日誌)で改善を回す
  13. まとめ:テーマを“ルール”に落とし、再現性で稼ぐ
  14. 付録:当日ルーティン(寄り付き〜引けまで)
    1. 寄り前(〜9:00)
    2. 寄り後(9:00〜9:30)
    3. 前場中盤(9:30〜11:30)
    4. 昼休み(11:30〜12:30)
    5. 後場寄り(12:30〜13:00)
    6. 大引け前(14:50〜15:00)
  15. 付録:最小限のチェック項目(画面レイアウト)
  16. VIX急騰翌日の「寄り付き逆張り」を“事故らせない”ための核心
    1. まず理解すべき:VIX+20%は“下げ”ではなく“保険需要の急増”
  17. 銘柄(または対象)選び:逆張りは「何を買うか」で8割決まる
    1. 優先1:指数連動・高流動性(最初の型)
    2. 優先2:高βセクター(反発が速いが荒い)
    3. 避けるべき:材料個別(決算・不祥事・希薄化)
  18. 当日フロー:寄り前→寄り直後の判断手順(日本時間)
    1. 寄り前(8:00〜9:00)に見るもの
    2. 逆張りを“やる条件”
    3. 逆張りを“やらない条件”
  19. エントリーの具体ルール(寄り付き逆張りの“型”)
    1. 型A:安値更新失敗を確認して入る(最も堅い)
    2. 型B:寄りの投げ一巡を“時間で”取りに行く(やや攻め)
  20. 利確の具体ルール:VIX急騰翌日は“戻りも速いが、利確も速い”
  21. リスク管理のコツ:逆張りは「複数回の小さな試行」に分解する
  22. 実戦で効く“判断の言語化”例
  23. よくある失敗パターンと修正
    1. 失敗1:寄りの下げを“安い”と感じて即買い
    2. 失敗2:損切りを遅らせてナンピン
    3. 失敗3:反発したのに利確できず、結局トントンか負け
  24. 最終チェック:このテーマの勝ち筋を一文にする

この戦略が刺さる相場環境と、刺さらない環境

刺さる環境は「そのテーマに沿った“短期の需給バイアス”がはっきり出る日」です。例えば、短期資金が同じ行動を取りやすい(材料・指数・寄り付き需給・時間帯イベント)など。

刺さらない環境は「ノイズが多い」「スプレッドが広い」「出来高が途切れる」「指数がレンジで方向感がない」など、シグナルが出てもリターンが伸びない日です。結論として、“やらない日”をルール化した方が成績が上がります。

前提:短期トレードを“統計ゲーム”として扱う

短期売買は、1回の取引で大きく当てるゲームではなく、期待値を積み上げるゲームです。ここでいう期待値は「勝率」ではなく、平均利益 − 平均損失で決まります。勝率が高くても、1回の負けが大きいとトータルで負けます。

したがって本記事では、エントリーより先に損切り位置を決める、そして利確は“伸びる局面だけ伸ばす”という考え方をベースに設計します。

監視(スクリーニング)設計:このテーマを“当たり銘柄”に絞る

同じテーマでも、銘柄選びで結果が天と地ほど変わります。短期の勝率を上げるなら、次の3段階で絞り込みます。

1)流動性フィルター

板・歩み値・VWAPを使う戦略は、流動性がないと形になりません。最低条件として、直近の時間帯(寄り/後場寄り/引け前など、そのテーマの発生帯)に出来高が継続している銘柄を優先します。スプレッドが拡大しやすい銘柄(板が薄い、気配が飛ぶ)は“戦略上の利点”になる場合もありますが、初心者はまず避けた方が無難です。

2)テーマ固有のトリガー確認

今回のテーマは、文章の中に明確な観測点が含まれています(例:時間帯、PTS、出来高、VWAP、板の変化、指数との逆行など)。この観測点が「数字」または「状態」で確認できるよう、監視項目を固定します。曖昧な“雰囲気”は排除します。

3)伸び代(エッジ)の見積もり

短期で儲けるには“伸び代”が必要です。伸び代は次のどれかで推定します。

・直近のボラティリティ(5分足の平均値幅、急伸急落の頻度)
・節目(前日高値/安値、VWAP、ラウンドナンバー、出来高帯)までの距離
・指数/先物の方向性と同調 or 逆行の強さ

エントリーの型:観測→仮説→発注に落とす

短期売買でありがちな失敗は「見えた瞬間に反射で押す」ことです。再現性を持たせるには、観測(事実)仮説(こうなりやすい)を分けます。

観測(事実)を固定する

今回のテーマ「VIXが1日で+20%以上上昇した翌日の寄り付き逆張り」を、機械的に扱える形に翻訳します。以下はテンプレです。

観測テンプレ
・時間帯:いつ起きたか(寄り直後/後場寄り/引け前/PTSなど)
・価格位置:VWAP、前日高値安値、直近高値安値、節目に対してどこにいるか
・出来高:増加・減少・枯渇・ピークアウトのどれか
・板/歩み値:成行の連続、板の厚みの消失、ティック飛び、約定の偏り

仮説(こうなりやすい)の作り方

短期の値動きは需給の押し合いです。仮説は「誰が損していて、どこで降りやすいか」を言語化すると精度が上がります。例えば、買いが集まった後に上抜け失敗すると、買い勢は“逃げ”の売りを出しやすい。逆に、投げが一巡して売りが細ると、戻りが出やすい。こうした“集団心理”を、板と出来高で確認します。

損切り設計:負け方を決めると勝てるようになる

この種の短期戦略は、損切りが曖昧だと一撃で崩れます。損切りは、次のどちらかで必ず固定します。

(A)価格否定:仮説が崩れる価格(直近安値割れ、VWAP再割れ、節目を抜け返すなど)
(B)時間否定:一定時間で反応しなければ撤退(例:5分足1本、または2分×2本)

初心者がやるべきは(A)+(B)の併用です。価格が否定されなくても、時間で切ることで“ダラ下げ・ダラ上げ”の損を避けられます。

利確設計:分割利確と“伸ばす玉”を分ける

短期では、利確を一発で決めようとするとメンタルが崩れます。おすすめは2分割です。

・1枚目:最初の抵抗帯(直近高値、VWAP、節目)で確実に利確して期待値を確保
・2枚目:伸びるときだけ伸ばす。トレーリングは“5分足の安値/高値”か“VWAP”など単純なルールに限定

具体例:一連の手順を“時間軸”で再現する

ここでは、実際に板と出来高を見ながら、どの順で判断するかを時系列で示します。銘柄は仮に「A社」とします(値動きは例示)。

Step1:事前監視(当日〜直前)

・テーマに合致する変化が出たか(PTSなら昼休み/夜間、寄りなら気配・出来高)
・指数との関係はどうか(指数主導の日は逆らわない)
・VWAPと節目(前日高値/安値)をチャートに引いて“戦場”を可視化

Step2:初動の確認(観測)

・歩み値の成行が偏っているか(連続・同サイズ・叩き)
・板の厚みが“維持”か“消失”か(見せ板の可能性も含めて、キャンセルの速さを見る)
・出来高が増えたのか、増えた後に減ってきたのか(ピークアウトの認定が重要)

Step3:エントリー(発注)

エントリーは“確認してから”にします。例えば、逆張りなら「下げ止まりの兆候(下ヒゲ/安値更新失敗/売りの細り)」を一つ以上満たしてから。順張りなら「節目ブレイク+出来高増+板の買いが維持」の三点セットが揃ってから。

Step4:損切り(否定)

・直近の安値(またはVWAP)を明確に割ったら即撤退
・想定の時間で反応がなければ撤退(“動かない”は悪材料)

Step5:利確(分割)

最初の利確は“機械的”に置きます。残りは「伸びているから伸ばす」ではなく「伸びる構造が維持されているから伸ばす」です。構造とは、出来高の継続、板の厚み維持、節目の上/下に居続けることです。

テーマ別の“落とし穴”と対策

テーマは一見シンプルですが、実際には罠があります。ここでは今回のテーマに共通して起きる落とし穴を、対策とセットで書きます。

落とし穴1:出来高の“見間違い”

出来高は増加していても、同じ方向の成行が続いているとは限りません。板が薄い銘柄だと、少量の成行で見た目の出来高が跳ねます。対策は「歩み値の連続性」と「スプレッドの広がり」をセットで見ることです。出来高だけで判断しない。

落とし穴2:VWAPを“神格化”する

VWAPは強力な基準ですが、万能ではありません。VWAP回帰が効くのは、参加者がVWAPを参照しやすい局面(指数主導、機関参加、出来高が十分)です。出来高が枯れているのにVWAPだけ信じると、戻らずにズルズル行きます。対策は「VWAP近辺で反転のサインが出たら入る」。VWAP“到達”ではなくVWAP“反応”を待つ。

落とし穴3:板の厚み=本物の需給、と誤認する

買い板が厚いのに上がらない、あるいは厚みが一瞬で消える。これは短期では頻出です。対策は「板の厚みの維持時間」と「約定の通り方」を重視すること。厚みがあっても約定が進まないなら、上に行く燃料になっていません。

ポジションサイズとリスク:1回で壊れない設計

初心者が最初にやるべきリスク管理は、シンプルに次の2つです。

(1)1回の損失上限を資金の一定割合に固定(例:0.3%〜0.7%)
(2)損切り幅(ティック/円)から逆算して株数を決める

「今日は勝てそうだから大きく」は禁止です。勝てそうに見える日は、実は同じ参加者が同じ方向に偏っていて逆回転も大きい。サイズを固定して、回数で稼ぐ方が安定します。

“やらない条件”チェックリスト

勝てる人は“やらない”が上手いです。以下に当てはまるなら見送る方が期待値が上がります。

・スプレッドが広く、約定コストが実質的に利益を食う
・出来高が途切れ、板が薄くなりすぎて再現性が落ちる
・指数が急変していて、個別のシグナルが潰される(特に寄り/後場寄り)
・材料が不明で、急騰急落の理由が読めない(ボラだけ高い)

検証(バックテスト/フォワードテスト)のやり方

短期戦略は、いきなり資金を入れるより“検証の型”を作った方が早いです。手順は次の通りです。

(A)過去チャートで再現
同テーマの場面を20〜50回集め、エントリー条件を満たすかをチェックします。ここで重要なのは「エントリーできたか」ではなく「損切りが合理的だったか」です。

(B)フォワードで紙トレ
リアルタイムで監視して、条件が揃ったら“もし入るならここ”を記録。2週間ほど続けると、見間違いが潰せます。

(C)少額で実戦
最初は最小ロットで、執行(スリッページ)と心理の癖を把握します。短期は心理の影響が大きいので、検証はここまでやって完成です。

ログ(トレード日誌)で改善を回す

上達が速い人は、勝ち負けより“条件の遵守率”を見ています。記録すべきは次の3点だけで十分です。

・入った根拠(観測)と、否定条件(損切り)
・エントリー時の価格位置(VWAP/節目)
・失敗の種類(早すぎ/遅すぎ/サイズ過大/見送りミス)

まとめ:テーマを“ルール”に落とし、再現性で稼ぐ

「VIXが1日で+20%以上上昇した翌日の寄り付き逆張り」は、短期の需給変化を捉える発想としては非常に優秀です。ただし、儲けに変えるには、(1)銘柄選別、(2)観測点の固定、(3)損切りの明確化、(4)利確の分割、(5)やらない条件、の5点をセットで運用する必要があります。

最後に、実戦で迷ったら“入る理由”ではなく“切る理由”を先に探してください。それが短期で生き残る最短ルートです。

付録:当日ルーティン(寄り付き〜引けまで)

短期で安定させるには、判断をルーティン化して“迷う瞬間”を減らします。以下は実務的な流れです。

寄り前(〜9:00)

・指数先物と為替(ドル円)の方向とボラを確認し、「今日は指数主導か、個別主導か」を先に決めます。
・監視リストは最大でも20銘柄程度に絞ります。多すぎると観測が雑になり、テーマの再現性が落ちます。
・各銘柄に、前日高値/安値、VWAP(当日は寄り後に形成)、直近の出来高帯をメモしておきます。

寄り後(9:00〜9:30)

・最初の5分は“観測だけ”で、反射で押しません。歩み値・板・出来高のクセを掴む時間にします。
・エントリーするなら、条件が揃った銘柄を1つに絞ります。並行で触ると損切りが遅れます。

前場中盤(9:30〜11:30)

・テーマの発生が減る時間帯は、無理に作らない。
・“利益が出たからもう一回”は禁物です。同じ日の同じ銘柄は参加者が入れ替わり、パターンが崩れます。

昼休み(11:30〜12:30)

・PTSを使うなら、出来高だけでなく「どの価格帯で約定が積まれたか」を確認します。上で積まれているなら後場の利確売り、下で積まれているなら後場の戻り売りを警戒します。

後場寄り(12:30〜13:00)

・後場寄りは板が薄くなりやすいので、逆指値の滑りを前提にサイズを落とします。
・指数が急変している日は、個別シグナルは弱くなります。指数と逆行している銘柄は特に“逆回転”が早いので、利確も早めに。

大引け前(14:50〜15:00)

・引け前は需給が極端になりやすい一方、約定も荒れます。翌日に持ち越さない前提なら、リスクを落として回数で取る。
・持ち越しをする場合は、“翌日のギャップ”が最大リスクなので、必ずポジションサイズを小さくし、イベント(決算・指標)も確認します。

付録:最小限のチェック項目(画面レイアウト)

画面は多ければ良いわけではありません。短期で必要なのは次の3つです。

(1)5分足チャート(出来高付き、VWAP表示)
(2)板(最良気配〜数段、厚みの変化が見える設定)
(3)歩み値(成行の連続・同サイズ・約定スピードが分かる)

これだけで、今回のテーマに必要な観測点は揃います。指標を増やすより、“見る順番”を固定する方が上達は早いです。

VIX急騰翌日の「寄り付き逆張り」を“事故らせない”ための核心

テーマ27は「VIXが1日で+20%以上上昇した翌日の寄り付き逆張り」です。これは“恐怖のピークが1日遅れて反映される”という現象を取りに行く発想ですが、やり方を間違えると寄り付きで踏まれます。核心は、逆張り対象を「恐怖」ではなく「恐怖の行き過ぎの反動」に限定することです。

まず理解すべき:VIX+20%は“下げ”ではなく“保険需要の急増”

VIXはS&P500オプションのインプライド・ボラティリティを反映します。VIXが急騰する日は、現物下落と同時に「プット保険を買いたい人」が殺到し、プレミアムが膨らみます。翌日は、その保険需要が一巡しやすく、プレミアム縮小(IV低下)が起きやすい。逆張りの狙いは、実はここです。

日本株トレーダーがこの構造を利用する場合、直接VIXを売るのではなく、“恐怖で投げられた日本株指数・高βセクター”の寄り付き需給の巻き戻しを狙います。

銘柄(または対象)選び:逆張りは「何を買うか」で8割決まる

VIX急騰翌日は、全部が反発するわけではありません。買う対象は次の優先順位で選びます。

優先1:指数連動・高流動性(最初の型)

最初は、日経平均・TOPIXに近い大型株、または指数ETF、先物(ミニ)でやるのが合理的です。理由は簡単で、“寄り付きの需給”が読みやすく、損切りも滑りにくいからです。個別の材料が混ざると逆張りの純度が落ちます。

優先2:高βセクター(反発が速いが荒い)

半導体、グロース寄りの主力、値嵩株は反発の値幅が出やすい一方、寄り付きのブレも大きい。ここは“2枚目の伸ばす玉”向きで、初手で全力は危険です。

避けるべき:材料個別(決算・不祥事・希薄化)

VIX要因の反発が来ても、個別材料の売りが勝つケースがあります。テーマは指数由来の需給を取るものなので、個別悪材料が強い銘柄は除外します。

当日フロー:寄り前→寄り直後の判断手順(日本時間)

寄り前(8:00〜9:00)に見るもの

・米株先物の方向:前日終値からのギャップと、東京寄り前までの戻り/続落
・ドル円:急な円高は日本株の寄り反発を潰すことがある
・日経先物(夜間→寄り前):戻っているか、下げたままか(“恐怖の一巡”のヒント)

ここでやるべきは予想ではなく、「逆張りをやる条件を満たしているか」の判定です。

逆張りを“やる条件”

以下のうち2つ以上が揃ったら、逆張りの期待値が上がります。

(1)夜間先物が安値から戻している(下げ幅の一部を取り戻している)
(2)寄り前気配で、投げ売りが一巡しやすい板(成行売りが薄くなり始める)
(3)寄り直後の最初の1〜3分で安値更新に失敗(安値更新してもすぐ戻す)

逆張りを“やらない条件”

以下は1つでもあれば見送る判断が合理的です。

(1)寄り前の米先物がさらに大きく崩れている(恐怖が継続中)
(2)ドル円が急落(円高)している
(3)寄り直後に下方向の成行が連続し、板が食われ続けている(需給が終わっていない)

エントリーの具体ルール(寄り付き逆張りの“型”)

寄り付き逆張りは、エントリーを2段階に分けると事故が減ります。

型A:安値更新失敗を確認して入る(最も堅い)

・寄り直後に安値を付ける(または付けに行く)
・その安値を割ろうとして割れない(歩み値の売りが細る)
・買い板が“維持”され、スプレッドが縮む
この3点が揃ったら、成行または指値で入ります。損切りは直近安値割れ(数ティック下)に置きます。

型B:寄りの投げ一巡を“時間で”取りに行く(やや攻め)

寄り直後は一瞬で反転することもあります。その場合は「最初の2分で下げ止まらないなら撤退」という時間否定を強くします。時間否定が機能しないと、底なしに巻き込まれます。

利確の具体ルール:VIX急騰翌日は“戻りも速いが、利確も速い”

恐怖の巻き戻しは、寄り後10〜30分で一気に走って、その後ダレやすいです。よって利確も型を固定します。

・第1利確:寄り後の戻り高値、またはVWAP到達で半分利確
・第2利確:5分足で高値更新が止まり、陰線が増えたら利確(またはトレーリング)

“もっと伸びるかも”で引っ張ると、反動で全部吐き出します。VIX急騰翌日は特に、利確は早めでOKです。

リスク管理のコツ:逆張りは「複数回の小さな試行」に分解する

逆張りは一発で当てようとすると負けます。おすすめは「最大2回までの試行」です。

・1回目:安値更新失敗の初回反発を狙う(損切りも浅い)
・2回目:もし下げが継続しても、次の節目(指数なら前日安値近辺、個別なら出来高帯)で再度安値更新失敗を待つ
2回でダメなら、その日は“恐怖が継続”している可能性が高いので撤退します。

実戦で効く“判断の言語化”例

寄り付きで迷う場面は、だいたい同じです。迷いを減らすために、判断を短い文に固定します。

・「売りが強い」ではなく「成行売りが連続し、買い板が維持できず、安値更新が続いている」
・「下げ止まった」ではなく「安値更新に失敗し、売りが細り、スプレッドが縮んだ」
・「戻りそう」ではなく「VWAPまでの距離があり、出来高が戻り局面で増えている」

よくある失敗パターンと修正

失敗1:寄りの下げを“安い”と感じて即買い

修正:安いかどうかではなく、安値更新失敗を条件にする。条件が出ないなら買わない。

失敗2:損切りを遅らせてナンピン

修正:逆張りのナンピンは、ルール化された2回の試行以外は禁止。損切りは機械的に実行。

失敗3:反発したのに利確できず、結局トントンか負け

修正:第1利確を“必ず”入れる。逆張りは利確が最重要。

最終チェック:このテーマの勝ち筋を一文にする

VIX急騰翌日の寄り付き逆張りは、「恐怖のピークで投げられた需給が一巡し、最初の安値更新が失敗した瞬間だけを買う」戦略です。やることは少ないですが、やらない条件と損切りを強くすることで、期待値が残ります。

p-nuts

お金稼ぎの現場で役立つ「投資の地図」を描くブログを運営しているサラリーマン兼業個人投資家の”p-nuts”と申します。株式・FX・暗号資産からデリバティブやオルタナティブ投資まで、複雑な理論をわかりやすく噛み砕き、再現性のある戦略と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ実践できること、そして迷った投資家が次の一歩を踏み出せることを大切にしています。

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