インフレ期待上昇局面でのコモディティ株ローテーション戦略:資金移動を先回りして取る

株式投資

株式相場は「業績」だけで動いているように見えて、実はその裏で資金がどこへ移動するか(セクターローテーション)が大きく効きます。特に、インフレ期待が上がる局面では、テックやグロースだけを見ていると置いていかれます。資金は「値上がりを価格転嫁できる」「実物資産(モノ)の値上がりと連動する」領域へ移りやすいからです。

この記事では、インフレ期待が上がる局面で起きやすいコモディティ株(資源・エネルギー・素材)への資金移動を、初心者でも再現できるように、見るべき指標、相場の段階分け、銘柄の選び方、エントリーと利確・損切りの設計まで、具体的に説明します。

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  1. インフレ期待とは何か:価格が上がる「予想」が相場を動かす
  2. 最初に押さえるべき3つの指標:期待インフレ・金利・ドル
  3. インフレ期待が上がる「2種類の相場」を見分ける
  4. タイプA:景気が強く、需要増で物価が上がる(追い風が強い)
  5. タイプB:供給制約や地政学リスクで物価が上がる(値動きは荒い)
  6. 資金が移動する順番:コモディティ株にも「先頭集団」がある
  7. コモディティ株の選び方:初心者がやりがちな失敗と回避策
  8. チェック1:商品価格に対する感応度(どれだけ連動しやすいか)
  9. チェック2:為替(円安・円高)で利益がどう動くか
  10. チェック3:バリュエーションより「キャッシュフロー」と「設備投資規律」
  11. 相場の初動判断:インフレ期待上昇をどう早く掴むか
  12. ステップ1:先物の「連続陽線」よりも「高値更新の質」を見る
  13. ステップ2:セクター指数・ETFが指数より強いかを確認する
  14. ステップ3:関連個別株の「寄り付きからの押し目が浅い」パターンを探す
  15. 売買戦略の骨格:初心者でも崩れにくい「3段構え」
  16. (A)初動の追随:ブレイクで小さく入る
  17. (B)押し目の追加:VWAPや25MAへの回帰を待つ
  18. (C)相対強度で乗り換え:強い銘柄へ資金を寄せる
  19. 利確の設計:コモディティ株は「利確しないと勝てない」
  20. 損切りの設計:インフレ期待相場で一番痛い負け方
  21. 具体例:インフレ期待上昇→コモディティ株高の「典型パターン」を分解する
  22. フェーズ1:先物の底打ち(ニュースはまだ弱い)
  23. フェーズ2:高値更新(インフレ系の話題が増える)
  24. フェーズ3:テーマ化(SNSやニュースで取り上げられる)
  25. フェーズ4:ピーク(先物の高値更新が鈍る)
  26. フェーズ5:巻き戻し(インフレ沈静化・金融引き締め懸念)
  27. 初心者のための監視リスト:毎日見る項目を固定する
  28. リスク管理:コモディティ株は“値幅”でなく“時間”でも管理する
  29. 応用:インフレ期待上昇と相性の悪い銘柄も知っておく
  30. よくある質問:初心者が迷うポイントを先に潰す
  31. Q1. コモディティ株は難しそう。個別を買わずに参加する方法は?
  32. Q2. インフレ期待はどこで確認すればいい?
  33. Q3. 先物が上がっているのに株が弱い時は?
  34. まとめ:インフレ期待上昇は「資金移動」を読むゲーム
  35. 日本株での具体的な当てはめ例:商社・資源・素材をどう組み立てるか
  36. エントリー前の“3分チェック”:毎回同じ手順で判断する
  37. ポジションサイズの考え方:初心者は「最大損失額」から逆算する

インフレ期待とは何か:価格が上がる「予想」が相場を動かす

インフレ期待は「将来、物価が上がるだろう」という市場参加者の予想です。ここで重要なのは、実際に物価が上がった後ではなく、上がりそうだと市場が感じ始めた瞬間に資金が動きやすい点です。

たとえばニュースで「原油が上昇」「物流費が上昇」「賃上げが広がる」などが出ると、企業はコスト増に直面します。ところが、資源・エネルギー企業はその値上がりそのものが売上に反映されやすく、素材企業も価格転嫁が進むと利益が増えます。すると相場は、「コスト増で苦しい企業」から「価格が上がるほど儲かりやすい企業」へ資金を移します。

最初に押さえるべき3つの指標:期待インフレ・金利・ドル

インフレ期待上昇=コモディティ株高、という単純な話ではありません。相場は複数の力が同時に働きます。初心者がまず見るべきは次の3つです。

  • 期待インフレ:市場が物価上昇を織り込み始めたか
  • 金利(特に長期金利):インフレ期待が金利上昇を伴っているか
  • ドル:ドル高・ドル安のどちらでコモディティが動きやすいか

実務的には、米国の「期待インフレ(ブレークイーブンインフレ率)」や、米10年国債利回り、ドル指数(DXY)をざっくり把握します。あなたが日本株中心でも、コモディティの値付けは国際市場で決まるため、結局ここが効いてきます。

インフレ期待が上がる「2種類の相場」を見分ける

同じインフレ期待上昇でも、コモディティ株に追い風になる相場と、途中で失速しやすい相場があります。ここを間違えると、上昇の初動に乗れず、天井で掴みます。

タイプA:景気が強く、需要増で物価が上がる(追い風が強い)

需要が強いインフレです。企業も消費者も活発で、モノが足りなくなり価格が上がります。この局面は、原油・銅・鉄鋼・海運などの需要が実際に増えやすく、資源株の業績が伴いやすい。株価も素直に上がりやすいのが特徴です。

タイプB:供給制約や地政学リスクで物価が上がる(値動きは荒い)

供給側の問題で価格が上がるインフレです。たとえば産油国の減産、紛争、物流停滞など。短期的に原油や天然ガスが急騰し、関連株が跳ねますが、需要が弱いままだと「高い価格が続くほど景気が冷える」ため、株価は一方向になりにくい。スイングよりも、波を取りに行く発想が合います。

資金が移動する順番:コモディティ株にも「先頭集団」がある

ローテーションは同時に起きません。典型的には、次の順で資金が入ります(もちろん例外はあります)。

(1)エネルギー(原油・ガス)→(2)金属(銅・アルミ・鉄鋼)→(3)化学・素材→(4)インフラ・輸送

理由は単純で、エネルギー価格の変化が最も早く広く波及し、次に産業金属、次に中間材、最後にそれを運ぶ・使う側へ伝播しやすいからです。初心者は「全部資源株」と一括りにせず、どの段階にいるかを意識するだけで、無駄な逆張りが減ります。

コモディティ株の選び方:初心者がやりがちな失敗と回避策

初心者がよくやる失敗は、「商品価格が上がったから」と、よく分からない小型資源株を買うことです。コモディティ株はボラが大きく、需給も荒い。最初は、価格転嫁が分かりやすい大手、あるいは指数・ETF的な分散に寄せた方が再現性が上がります。

チェック1:商品価格に対する感応度(どれだけ連動しやすいか)

同じ資源企業でも、上流(採掘・生産)に近いほど商品価格に連動しやすく、下流(加工・販売)ほど連動しにくい。例えば原油なら、探索・生産(E&P)が最も連動し、精製や販売はマージン構造が複雑です。初心者は、まず「上流寄り」を優先すると理解が簡単になります。

チェック2:為替(円安・円高)で利益がどう動くか

日本株の場合、資源の輸入コストが上がるから悪い、と単純化しがちですが、資源関連でも輸出や海外売上が大きい企業は円安が追い風になることがあります。逆に、国内販売中心で原材料輸入が多い企業は円安が逆風。決算資料のセグメント(地域別売上)だけは必ず確認してください。

チェック3:バリュエーションより「キャッシュフロー」と「設備投資規律」

資源株はPERだけ見ても意味が薄い場面が多いです。なぜなら利益が景気と商品価格で激しく変動するからです。初心者が見るべきは、

  • 営業キャッシュフローが安定して黒字か
  • 過去の高値掴み設備投資で財務が痛んでいないか
  • 株主還元(配当・自社株買い)の方針が一貫しているか

「儲かったら増配・自社株買い、儲からなければすぐ止める」より、「景気循環を踏まえて一定の還元を継続」する企業の方が、株価の下値が安定しやすいです。

相場の初動判断:インフレ期待上昇をどう早く掴むか

初心者向けに、難しい経済指標の読み込みを減らし、実戦的な「気づき方」を用意します。ポイントは、価格(先物)→株(関連セクター)→指数の順で変化が出やすいことです。

ステップ1:先物の「連続陽線」よりも「高値更新の質」を見る

例えば原油(WTI)や銅が上がり始めた時、注目すべきは上昇そのものより、

  • 押し目が浅くなっているか
  • 出来高が増えているか
  • 直近高値を超えた後に崩れていないか

です。上昇初期はニュースで煽られやすいですが、最初の高値更新が「すぐに叩き落とされる」なら、まだ資金が本気で入っていない可能性があります。

ステップ2:セクター指数・ETFが指数より強いかを確認する

資金移動は、まず「その箱」にお金が入ります。個別銘柄より、セクター指数や関連ETFが先に強くなることが多い。日本株でも、素材・鉱業・海運・商社などのセクターが、日経平均やTOPIXより相対的に強い日が増えてきたら、ローテーションの初期シグナルです。

ステップ3:関連個別株の「寄り付きからの押し目が浅い」パターンを探す

資金が入っている銘柄は、寄り付きで上げても、すぐに押し目買いが入り、前日高値を試しに行きます。逆に、テーマだけで買われている銘柄は、寄り天になりやすい。ここは板や歩み値で確認できます。

具体的には、寄り付き直後の売りを、一定のロットの成行買いが連続して吸収しているか。出来高が薄いのに上がるより、出来高を伴って押し目を拾っている銘柄の方が、テーマ資金の「本気度」が高いです。

売買戦略の骨格:初心者でも崩れにくい「3段構え」

コモディティ株はボラが大きく、1回で完璧に当てに行くと負け方が大きい。初心者は「当てる」より「崩れない」設計にします。ここでは、3段構えを提案します。

(A)初動の追随:ブレイクで小さく入る

狙うのは、先物高→セクター高→個別高、という流れが揃った局面です。個別は、直近高値(ネックラインや戻り高値)を超えた瞬間に小さく入ります。損切りは、そのブレイクが否定される価格(直近の押し安値)に置きます。

ここで重要なのは、ロットを小さくして「入場券」を買うことです。初動は失敗しても良い。むしろ、失敗を安く済ませ、次のチャンスへ繋げます。

(B)押し目の追加:VWAPや25MAへの回帰を待つ

上がり始めた銘柄は、どこかで利確が出て押します。初心者が追い高値で掴むのは、だいたいここです。そこで、追加は「押した後」にします。具体的には、

  • デイトレなら分足VWAPへの回帰
  • スイングなら日足25日移動平均線付近

まで引きつけ、反発の初動(下ヒゲ、出来高増、前日高値更新)で追加します。押し目を待つだけで、同じテーマでも勝率は上がります。

(C)相対強度で乗り換え:強い銘柄へ資金を寄せる

テーマ相場は、強い銘柄がさらに強くなります。持っている銘柄が上がっていても、同テーマでより強い銘柄が出てきたら、入れ替え(乗り換え)を検討します。

相対強度の見方は簡単で、同じ日にテーマ内で「上げ幅が大きい」「押しが浅い」「出来高が増える」を繰り返す銘柄です。初心者ほど、愛着で持ち続けがちですが、テーマ相場は冷酷です。資金は強い方へ移ります。

利確の設計:コモディティ株は「利確しないと勝てない」

コモディティ株の上昇は永遠に続きません。先物価格が落ちれば早い。だからこそ利確の基準が必要です。初心者向けに、シンプルな利確ルールを3つ用意します。

  • (1)分割利確:上昇局面で半分利確し、残りは伸ばす
  • (2)移動平均線割れ:日足25MAを明確に割ったら残りも手仕舞い
  • (3)先物の失速:関連先物が高値更新に失敗し、出来高減で陰線が続いたら警戒

特に(3)は重要です。株がまだ強く見えても、先物が先に崩れることが多い。先物のトレンドが折れたら、株は遅れて落ちます。

損切りの設計:インフレ期待相場で一番痛い負け方

一番痛いのは、「インフレ期待が上がっていると思って買ったが、実は相場がリスクオフに傾いていた」ケースです。具体的には、金利が急上昇して株全体が崩れる、または景気後退懸念で需要が弱いのに商品だけが一時的に上がる、などです。

この負け方を避けるために、初心者は個別チャートだけでなく、次を同時に見ます。

  • 米長期金利が急上昇していないか(株全体のバリュエーション圧縮)
  • 株式指数が下落トレンドに入っていないか(テーマが機能しにくい)
  • ドルが急騰していないか(ドル建てコモディティに逆風になりやすい)

そして損切りは、必ず「テーマが否定された」と判断できる価格に置きます。なんとなく5%や10%ではなく、ブレイクの根拠が壊れる場所に置く。これが再現性を上げます。

具体例:インフレ期待上昇→コモディティ株高の「典型パターン」を分解する

ここでは、ありがちなシナリオを、時系列で分解します。実際の銘柄名を限定せず、どの市場でも使えるようにします。

フェーズ1:先物の底打ち(ニュースはまだ弱い)

原油や銅が下げ止まり、安値更新が止まります。まだニュースは弱く、「景気後退」「需要減」などが多い。しかしチャートは底固めを始めます。この段階で無理に買う必要はありません。やることは、監視リストの整備です。

フェーズ2:高値更新(インフレ系の話題が増える)

先物が直近高値を超え、押し目が浅くなります。ここでセクター指数が指数をアウトパフォームし始めます。個別では、商社、資源上流、鉄鋼などが相対的に強くなり、出来高が増えます。このタイミングで(A)初動の追随を小さく入れます。

フェーズ3:テーマ化(SNSやニュースで取り上げられる)

「インフレが再燃」「資源高」などが見出しに増えます。ここが最も買いやすいが、最も危険でもあります。なぜなら遅れて資金が入る個人が増え、押し目が深くなるからです。ここでは(B)押し目の追加だけを狙い、飛びつき買いはしません。

フェーズ4:ピーク(先物の高値更新が鈍る)

株はまだ強いのに、先物の高値更新が難しくなり、上ヒゲが増えます。この段階で(1)分割利確を実行し、利益を確定します。ピークは当てられないので、当てに行かない。代わりに、利益を残す。

フェーズ5:巻き戻し(インフレ沈静化・金融引き締め懸念)

インフレ期待が下がり始め、金利が一段高で株全体が崩れたり、需要減が再び語られます。コモディティ株は下落が速いので、日足25MA割れなどで撤退します。ここで「また上がるはず」と粘ると、利益が消えます。

初心者のための監視リスト:毎日見る項目を固定する

情報過多が一番の敵です。毎日ニュースを追うのではなく、見る項目を固定して、変化だけを拾います。

  • 主要コモディティ先物:原油(WTI/Brent)、銅、金、天然ガス(あなたの興味に合わせて2〜3個で十分)
  • 金利:米10年国債利回り
  • ドル:ドル指数(DXY)か、ドル円(日本株中心ならドル円でもよい)
  • 株:素材・エネルギー・商社など、テーマ候補のセクター指数/ETF、そして候補銘柄5〜15個

ここから「先物が高値更新」「セクターが指数より強い」「候補銘柄の出来高増」の3点セットが揃ったら、ようやく売買を考えます。揃っていないのに売買すると、相場のノイズを踏む確率が上がります。

リスク管理:コモディティ株は“値幅”でなく“時間”でも管理する

初心者は値幅(何%下がったら損切り)だけで管理しがちですが、コモディティ株は「時間」が重要です。テーマ資金が本気なら、値動きは比較的早く出ます。逆に、数日〜数週間持っても想定の動きが出ないなら、テーマが違うか、タイミングが違う可能性が高い。

そこで、時間切れ損切りを導入します。たとえば、ブレイクで入ったのに3〜5営業日で伸びないなら、一旦手仕舞いして見直す。これだけで、ズルズル負けが減ります。

応用:インフレ期待上昇と相性の悪い銘柄も知っておく

ローテーションは「買う」だけではありません。「避ける」だけでも成績が改善します。インフレ期待上昇局面で相対的に厳しくなりやすいのは、

  • 価格転嫁が難しい薄利多売
  • 原材料比率が高いのに販売価格が固定的
  • 金利上昇に弱い高PERグロース(特に遠い将来の利益を買うタイプ)

もちろん全てが下がるわけではありませんが、資金が抜けやすい領域を知っておくと、メンタルが安定します。

よくある質問:初心者が迷うポイントを先に潰す

Q1. コモディティ株は難しそう。個別を買わずに参加する方法は?

個別の難しさは、商品価格だけでなく企業固有の要因(事故、減産、ヘッジ、財務)が乗る点です。最初は、セクターETFや大型株中心で分散した方が良いです。あなたが個別に慣れてから、上流寄りの銘柄へ広げれば十分です。

Q2. インフレ期待はどこで確認すればいい?

毎日追う必要はありません。週に数回、長期金利とセットで見るだけでも効果があります。重要なのは「上がったか下がったか」よりも、「トレンドが変わったか」です。トレンドが変わった時だけ、ポジションを調整します。

Q3. 先物が上がっているのに株が弱い時は?

典型は、株式市場全体がリスクオフで、テーマが機能しにくい時です。先物上昇が供給ショック由来で、景気を冷やす方向に働く時もあります。この場合は、無理に株で追わず、短期で回すか見送る。見送る判断が勝ちを作ります。

まとめ:インフレ期待上昇は「資金移動」を読むゲーム

インフレ期待が上がる局面では、ニュースの後追いでは勝ちにくい。勝ち筋は、先物→セクター→個別の順に変化を観察し、初動で小さく入り、押し目で追加し、相対強度で強い銘柄へ寄せることです。利確は分割し、先物の失速を見たら迷わず撤退する。これが、初心者でも崩れにくいローテーション戦略です。

最後にもう一度、最短のチェックリストを置きます。先物が高値更新セクターが指数より強い候補銘柄が出来高を伴って押し目が浅い。この3点が揃うまで待てるかどうか。それが利益を作ります。

日本株での具体的な当てはめ例:商社・資源・素材をどう組み立てるか

日本株で「コモディティ株」と言うと、まず分かりやすいのは総合商社です。商社は資源権益(原油・ガス・金属)に加えて、物流・インフラ・食品なども持つため、商品高の恩恵が業績に反映されやすい一方、単一商品に依存しにくい。初心者がテーマに乗る入口として扱いやすい部類です。

次に、より商品価格に近いのが資源上流(エネルギー、鉱業)です。原油や天然ガスがトレンドを作る局面では、上流寄りの企業ほど株価が素直に反応しやすい。ただし値幅が大きいので、ロットを落とし、損切りラインを先に決めてから入ります。

素材(鉄鋼、非鉄、化学)は「価格転嫁のスピード」が肝です。決算で、販売価格の上昇が原材料高を上回っている、在庫評価益が出ている、などが確認できると相場は一段強くなります。初心者は決算の細部を読み込む必要はありません。売上総利益率が改善しているか会社側の市況見通しが強気か、この2点だけ押さえると十分です。

エントリー前の“3分チェック”:毎回同じ手順で判断する

売買前に毎回3分で確認するルールを固定すると、感情のブレが減ります。

  • 先物:直近高値を更新しているか、押し目が浅いか
  • セクター:指数(TOPIX/日経平均)より強いか、寄り付きから崩れていないか
  • 個別:出来高が増えているか、押し目で買い板が厚くなるか

この3点が揃わない日は、見送る。見送る日を増やすほど、結果的に勝率が上がります。

ポジションサイズの考え方:初心者は「最大損失額」から逆算する

コモディティ株は急落も急騰もあります。初心者は、いきなり“何株買うか”を考えるのではなく、1回のトレードで失ってよい金額を先に決め、そこから株数を逆算します。

例えば「1回の損失上限を資金の1%」と決めたとします。100万円なら1万円です。損切り幅が2%(1株あたり2%下で損切り)なら、1万円 ÷ 2% = 50万円分が上限です。こうすると、相場が荒れても致命傷になりにくい。最初はこの算数だけで十分です。

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