再エネ政策報道で出来高が跳ねた銘柄を“初動だけ”取りにいく順張りスキャル戦略

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この戦略が狙うもの:ニュース×出来高で起きる「最初の歪み」を抜く

再生可能エネルギー(再エネ)政策の報道は、材料の強さが直感的で、個人の飛びつきも機関のテーマ回転も同時に入りやすいのが特徴です。その結果、報道直後〜寄り付き直後に「出来高だけが先に立つ」局面が生まれます。ここで発生するのは、中長期の上昇トレンドではなく、短期の需給不均衡(買いが売りを一時的に飲み込む状態)です。

本記事の戦略は、この歪みの“初動だけ”を取りにいきます。逆に、伸び切った後の高値追い、材料の真偽を掘って判断するような取引はしません。取るのは「最初の数分〜数十分で発生する価格発見のミスプライス」であり、勝ち筋はスピードとルール化です。

なぜ再エネ政策ニュースは「初動順張り」に向くのか

再エネ政策ニュースは、国の方針・補助金・制度・規制という形で広く波及します。特定企業の単発IRよりも関連銘柄が複数同時に動きやすく、連想買いが発生しやすい。しかもテーマ性が強いため、短期資金が「どれが本命か」を探して回転し、出来高が急増します。

このとき板(オーダーブック)では、買いが一気に厚くなるのではなく、売り板が食われ続けて価格が階段状に上がる現象が起きやすい。歩み値(約定履歴)でも同サイズの成行買いが連続し、ティックが飛ぶように上に抜けることがあります。初動順張りは、この「食い尽くし型」の上昇に合わせて乗り、歪みが解消される前に降りる戦略です。

対象銘柄の選び方:再エネ“本命”と“連想”を分ける

ニュースが出た瞬間に、全ての再エネ銘柄が同じ確度で動くわけではありません。初動順張りでは「動く理由が市場に伝わりやすい」銘柄ほど有利です。実務上は次の優先順位が扱いやすいです。

(1)制度変更の直接受益:再エネ発電、蓄電池、送配電、系統増強、EPC(設計・調達・建設)、インバータ・パワエレなど、政策が需要に直結しやすい領域。

(2)市場が既にテーマとして認識:過去に再エネ相場で動いた履歴があり、板が軽く、個人が集まりやすい銘柄。

(3)出来高が出れば価格が飛びやすい:普段の出来高がそこまで多くなく、浮動株が軽い、値幅が出やすいタイプ(ただし極端な低位株はスプレッドが広く、滑りやすいので注意)。

一方、「連想が弱い」「ニュースの解釈が難しい」「出来高が多すぎて価格が動きにくい」銘柄は初動の効率が落ちます。大型の超流動株でも動く日は動きますが、狙い目は“指数が動いた”というより“テーマ資金が流れた”日に限定した方が再現性が上がります。

ニュースの見極め:勝てる材料と負ける材料の違い

ニュースの内容は深掘りしすぎる必要はありません。ただ、初動順張りでも「市場が買うタイプの材料か」を瞬時に判定する必要があります。判断軸は次の3つです。

確度:政府決定、閣議決定、官庁の正式発表、与党合意など“実行可能性が高い”ほど強い。観測記事でも、複数社が同方向で報じると強くなりやすい。

規模:補助金の金額、導入目標、期間、対象範囲が明確で大きいほど初動が伸びやすい。逆に抽象的な方針転換だけだと、最初は上がっても失速しやすい。

タイミング:寄り前(8:00〜9:00)や場中(10:00〜14:30)の速報は短期資金が反応しやすい。引け後は翌日ギャップで始まり、初動の取り方が変わります。

エントリーの核:出来高スパイクと“価格のついてき方”を同時に確認する

この戦略の失敗パターンは「出来高だけ増えて、価格がついてこない」ケースです。例えばニュースで注目は集まったが、上に売りが分厚く、買いが吸収されてヨコヨコになる。この状態で成行で突っ込むと、スプレッドと滑りで不利になります。

そこで、エントリー条件は必ず二段構えにします。

条件A(出来高):直近5本(5分足×5=25分)平均に対して、最新の5分足出来高が3倍以上。寄り直後なら、1分足の出来高が直前5本平均の3倍以上でもよい。

条件B(価格):同時に「高値更新(直近の戻り高値・前日高値・寄り後高値など)」が起きていること。出来高スパイクが出ても高値更新できないなら見送り。

このAとBを満たしたうえで、さらに歩み値で“成行買いが連続しているか”を確認します。理想は同サイズの買いがテンポよく続き、売り板が薄くなっていく状態です。逆に、上で同じ価格での約定が続く(上に抜けない)のは吸収のサインなので警戒します。

実行手順:寄り前〜寄り後10分の「やること」を固定化する

初動順張りは準備が9割です。現場で迷うと遅れ、遅れると不利になります。以下の流れを固定化してください。

(1)寄り前:監視リストを3層に分ける
・本命(最大3銘柄):政策の直接受益で、過去もテーマで動いた銘柄。
・準本命(最大5銘柄):関連が強く、板が軽そうな銘柄。
・連想(最大10銘柄):ニュースが拡散したときに遅れて動く可能性がある銘柄。

(2)気配チェック:寄り付き価格帯の異常を探す
GUが強すぎる(例:前日比+12%〜)場合、寄り天リスクが上がります。一方、+3%〜+8%程度のほどよいGUは、初動の伸びが出やすいことがあります。重要なのは「寄る前に上げ過ぎていないか」です。

(3)寄り後:最初の5分は“買わない”
寄りの約定はノイズが多い。最初の1〜5分は観察に使い、出来高と価格のついてき方を確認します。初動を取りたい気持ちを抑えて、条件が揃った瞬間だけ入るほうが期待値が高いです。

注文の出し方:成行で突っ込まない。ルールで“滑り”を抑える

初心者が最もやりがちなのが、ニュースに反応して成行で突撃する行為です。初動順張りでも、無条件の成行は危険です。おすすめは次の2択です。

(1)ブレイク指値:直近高値+1ティック(または+2ティック)に買い指値を置き、抜けたら約定させる。抜けないなら買わない。これで「上に抜ける力」を確認できます。

(2)成行+許容スリッページ:どうしても成行で入るなら、同時に逆指値(損切り)を必ず入れて、想定外の滑りや急落に備える。成行は“スピードを買う”代わりにコストを払うと理解してください。

板が薄い銘柄ほど、成行は滑ります。歩み値でティックが飛んでいるときは、約定価格が想定より上に飛ぶ可能性が高い。こういう局面は「入れなかったら見送る」くらいの割り切りが必要です。

損切りと利確:勝ちパターンより「負けの小ささ」を設計する

初動順張りは、勝率よりも損失管理で生き残ります。特にニュース相場は反転が速い。だから、損切り位置を曖昧にすると一撃で崩れます。

損切りの基準(どれか1つに統一):
・エントリー直前の押し安値(1分〜5分足の直近安値)割れ。
・VWAP割れ(寄り直後はVWAPが安定しないので、5〜10分経過後のVWAP割れを採用)。
・想定損失%(例:-0.8%)で機械的に切る。

利確の基準(分割利確が有効):
・最初の伸びで半分利確(例:+1.0%)。
・残りはトレーリング(直近1分足安値割れで手仕舞い)。
・出来高がピークアウトしたら逃げる(次の章で説明)。

ポイントは「上がるまで待つ」より「崩れたら即撤退」です。初動順張りで粘るのは期待値を下げます。テーマが本物なら、次の押し目で入り直せばよい。初回で全部取り切ろうとすると、最後に崩れて利益を吐き出しがちです。

出来高ピークアウトの見抜き方:上昇が止まる“典型サイン”

初動相場は、出来高が増え続ける間は伸びやすく、出来高が鈍った瞬間から失速しやすい。ここを理解すると、利確が劇的に改善します。よくあるサインは次の通りです。

(1)高値更新はしているが、更新幅が小さい
ティックは上に行くが、1回の上げ幅が縮む。売り板が復活している可能性があります。

(2)歩み値の成行買いが途切れる
同サイズの買いが連続していたのに、指値約定が増える。勢いの低下です。

(3)5分足の出来高が前の5分足を超えない
上昇中は出来高が波のように増減しますが、明確に“ピークを付けた後”は次の波が弱くなります。ここで半分以上利確しておくと、逆回転のダメージを受けにくい。

具体例(架空ケース):政策報道→本命が先に走り、連想が遅れて噴く

例えば午前10時に「再エネ導入拡大に向けた系統増強・蓄電池支援を強化」という報道が出たとします。まず反応するのは、蓄電池・系統周りの“本命”です。報道から数分で板が軽くなり、1分足出来高が通常の数倍に跳ねる。ここで本命が直近戻り高値を抜け、歩み値が成行買い連続に変化した瞬間、ブレイク指値で参加します。

エントリー後、最初の1〜3分で+0.8%〜+1.5%程度伸びることがあります。この局面は「買いが売りを飲み込むだけ」で、押し目が浅い。ここで半分利確し、残りは1分足の押し安値割れで撤退する。すると、仮にその後失速しても利益の一部を確保できます。

一方で、連想銘柄は最初は動かず、SNSや板の注目が集まってから遅れて噴くことがある。この遅れ噴きは急伸も急落も速いので、同じルール(出来高×高値更新×歩み値)で入る。ニュースに“二段波”があるときは、最初の本命波よりも連想波のほうが荒いと理解して、ロットを落とすのが無難です。

よくある失敗と回避策:初心者が損を出すポイントは決まっている

失敗1:ニュースを見て即成行で買う
回避策:最初の1〜5分は観察。条件A/Bが揃うまで触らない。ニュースは“参加者を集める”だけで、上がる保証ではありません。

失敗2:上げた後の押しを「逆張り」で拾う
回避策:本戦略は順張りです。押し目買いをするなら、VWAPや直近高値の再ブレイクなど、明確な再上昇シグナルが必要です。下げている最中に拾うと、材料出尽くしの下落に巻き込まれます。

失敗3:利確が遅れて利益を消す
回避策:分割利確を固定。初動は“取れる時間が短い”ので、伸びたら機械的に確保する。

失敗4:損切りを伸ばす
回避策:損切りはエントリーと同時に設定。初動で反対に動いたら、その相場はあなたの想定と違います。撤退が正解です。

検証方法:自分のルールを数字で固める

この手法は「ニュース」という裁量要素が入りますが、条件A/Bと損切り・利確ルールを固定すれば、十分に検証できます。手順はシンプルです。

(1)再エネ関連ニュースが出た日をリスト化し、当日の対象銘柄を抽出する。
(2)1分足・5分足で、出来高スパイクと高値更新の発生点を記録する。
(3)その発生点で入った場合、-0.8%損切り/+1.0%半分利確/押し安値割れ撤退、など固定ルールで損益を計算する。
(4)結果を「時間帯(寄り前/場中)」「GU幅」「出来高倍率」「板の薄さ(スプレッド)」で分類し、相性の良い条件を絞る。

初心者は、まず“触る銘柄の条件”を厳しめにして、回数を減らして精度を上げてください。勝てる局面だけを取る発想が、この戦略では重要です。

実戦用チェックリスト:これが揃わなければ触らない

最後に、実戦の判断を高速化するためのチェックリストを文章でまとめます。毎回これを読み上げるように確認してください。

・ニュースは政策/制度で、再エネ関連に資金が向かう理由が明確か。
・銘柄は本命/準本命で、過去にテーマで動いた履歴があるか。
・出来高スパイクが出ているか(直近平均の3倍以上)。
・価格が高値更新しているか(戻り高値/前日高値/寄り後高値)。
・歩み値で成行買いの連続が見えるか。
・損切り位置が明確で、エントリーと同時に置けるか。
・利確は分割で、出来高ピークアウトを意識しているか。

これらが揃ったときだけ参加する。揃わないなら見送る。これが、初動順張りを“ギャンブル”ではなく“運用ルール”に変えるコアです。

まとめ:初動は短い。だからルールで勝つ

再エネ政策ニュースは短期資金が集まりやすく、出来高スパイクが発生しやすい。その初動は確かにチャンスですが、同時に反転も速い。だから、条件(出来高×高値更新×歩み値)と、損切り・分割利確を固定して、短い波だけを取るのが最も堅いアプローチです。

伸びたら取る。崩れたら切る。迷ったら見送る。これを徹底すると、ニュース相場でも再現性が出ます。初動を取り切ろうとせず、“初動だけ”を積み上げてください。

p-nuts

お金稼ぎの現場で役立つ「投資の地図」を描くブログを運営しているサラリーマン兼業個人投資家の”p-nuts”と申します。株式・FX・暗号資産からデリバティブやオルタナティブ投資まで、複雑な理論をわかりやすく噛み砕き、再現性のある戦略と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ実践できること、そして迷った投資家が次の一歩を踏み出せることを大切にしています。

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