インサイドデイの実践戦略|値幅収縮後の上下シナリオ

インサイドデイの内包レンジを説明する架空の成人日本人女性アナリスト。AI生成イメージ。 日本株・短期売買

インサイドデイは当日の高値と安値が前日の値幅内に収まる状態です。値幅収縮後の拡大候補として注目されますが、形だけで翌日の方向は決まりません。収縮率、出来高、上位トレンド、ブレイク余地を使い、翌日の売買計画へ落とします。

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定義を固定する

前日高値2,100円・安値2,000円、当日高値2,075円・安値2,025円なら完全に内包されています。当日レンジ50円÷前日レンジ100円=収縮率0.50です。高値か安値が同値の場合を含めるかは検証前に固定します。

小さいほど良いとは限らない

収縮率0.25でも出来高が極端に少なく、次の抵抗が近ければ発注に向きません。0.6でも決算前の持ち高調整なら翌日ギャップが大きくなる可能性があります。形、出来高、イベントを分けます。

前日レンジの内側に当日高値安値が収まるインサイドデイの図解
外側の母線と内側の日足レンジを区別する

上抜け計画

当日高値2,075円を超えたら即買いではなく、前日高値2,100円まで25円しかないことを確認します。買い2,078円、損切り2,064円、滑り2円で16円なら、前日高値まで22円で1.38Rです。前日高値を目標にするなら余地が不足するため見送るか押しを待ちます。

下抜け計画

当日安値2,025円割れでは、前日安値2,000円までの距離を確認します。空売り可能性、貸株条件、下方支持、指数方向も必要です。上下両方へ逆指値を置く場合、片方約定後に反対注文を必ず取消す運用を確認します。

出来高収縮

値幅と出来高が同時に縮む場合は参加待ちの可能性があります。当日出来高が20日中央値の60%、翌日ブレイク足が同時刻中央値の2倍なら参加増加を確認できます。出来高が増えない抜けは株数を抑えます。

上位トレンド

日足上昇中のインサイドデイ上抜けは順方向ですが、すでに週足抵抗へ近ければ余地がありません。下落トレンド中の上抜けは戻りとして目標を近くします。形状より価格位置を優先します。

具体的な株数

買い3,020円、内側レンジへ戻る3,007円を無効化、滑り2円なら15円です。許容9,000円÷15円=600株です。翌日ギャップして3,050円で始まるなら同じ損切りでは43円となり、株数を200株へ再計算します。

インサイドデイ翌日の上抜け下抜け見送り条件を整理した図解
方向を予測せず上下シナリオと取消条件を準備する

失敗パターン

寄り付きギャップを計画価格のまま追う、前日高安までの余地を見ない、決算前を通常日と混ぜる、ブレイク後にレンジへ戻っても保有することが典型です。ブレイク足終値が内側へ戻れば追加を止めます。

検証項目

収縮率、出来高比率、上位トレンド、翌日ギャップ、ブレイク方向、前日高安までの距離、1R到達、レンジ回帰を保存します。収縮率だけでなく位置と出来高の組み合わせで比較します。

まとめ

インサイドデイは方向予測ではなく、値幅収縮を起点に上下の計画を準備するパターンです。収縮率、出来高、前日高安までの余地、上位トレンドを確認し、翌日の実際の始値から株数を再計算すれば、ギャップやだましに対応しやすくなります。

前日夜に作る注文計画

内側高値、内側安値、母線高値、母線安値を表へ書き、上下それぞれのエントリー候補、無効化、第一目標を計算します。上抜けだけを期待すると、下抜け時に反射的な逆張りをしやすくなります。どちらにも十分な1R余地がなければ、パターンが完成していても見送ります。

翌朝の始値が内側レンジ内なら通常計画を維持できますが、内側高値を1ATR上回って始まれば追いません。新しい始値から損切り幅と次の抵抗を再計算し、利益余地が1.5R未満なら取り消します。前夜の株数をそのまま使わないことが重要です。

母線が大陰線で内側日が小陽線の場合、上抜けしても母線内の戻りにすぎないことがあります。母線の終値位置と出来高、さらに前々日の構造を確認します。収縮パターンは二本の形だけでなく、どの価格帯で発生したかが結果を左右します。

ブレイク後に内側レンジへ戻ったら追加を停止し、反対側まで待たず直近構造で縮小します。上抜け2,080円から2,070円へ戻り、内側高値2,075円を回復できないなら失敗候補です。反対方向へ即座に売るのではなく、母線中央での往復を避けます。

週次レビューでは収縮率、二日間出来高比、翌朝ギャップ、上位トレンド、ブレイク足終値位置を記録します。上抜け・下抜け・不発の三群へ分け、約定率と平均滑りも比較します。条件を増やして取引ゼロにならないよう、一度に一項目ずつ検証します。

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