この記事では、チャートパターンの中でもあまり日本語情報が多くない「コイル(Coil)」というコンティニュエーション・パターンについて、できるだけ具体的に解説します。コイルは、トレンドの途中でエネルギーをため込む「圧縮状態」のような値動きで、その後のブレイクアウトをうまく捉えられれば、比較的わかりやすいトレードチャンスになり得ます。
一方で、コイルは明確な教科書的定義があるというより、「レンジとトライアングルの中間のような値動き」をトレーダーが便宜上そう呼んでいるケースも多く、主観が入りやすいパターンです。そのため、形だけをなぞってもなかなか勝ちにくく、相場環境やボラティリティ、出来高、時間帯などのコンテキストも含めて判断する必要があります。
本記事では、株式、FX、暗号資産(仮想通貨)など、レバレッジの有無や取引時間の違いを意識しながら、個人投資家がコイルを使ってエントリーと手仕舞いの精度を高めるための考え方を、できる限り実践的に解説していきます。
1. コイルとは何か ― 値動きが「巻き上がる」状態
コイル(Coil)は、直訳すると「巻きバネ・コイル」です。相場の世界では「価格が一定範囲の中で、徐々に値幅を圧縮しながら上下を繰り返し、最終的にどちらかに大きく放出される形」をイメージして使われることが多い言葉です。
典型的には、以下のような特徴を持ちます。
- すでに明確なトレンド(上昇または下降)が存在している
- ある時点から、値幅が徐々に狭まりつつ、高値と安値が交互に更新される
- ローソク足の実体が小さくなり、上下ヒゲが目立ちやすくなる
- 出来高やティック数が徐々に減少し、「静けさ」が増していく
- あるタイミングで、狭いレンジを一気に飛び出すブレイクが出現する
チャート形状としては、「シンメトリカルトライアングル」に似るケースもあれば、ごく短期のレンジが複数重なって「折り重なった帯」のように見えるケースもあります。重要なのは、「値動きが収縮し、エネルギーがため込まれている」というダイナミクスです。
2. コイルと他のパターンとの違い
コイルは、既存のチャートパターンの名前で説明できてしまうことも多いですが、トレードの観点からは、次のような点を押さえておくと扱いやすくなります。
2-1. レンジとの違い
通常のレンジ相場は、高値と安値の水準が比較的はっきりしており、上限と下限の間で価格が行ったり来たりします。値幅はおおむね一定で、時間が経ってもレンジの幅はそれほど変わりません。
これに対してコイルは、時間の経過とともにレンジの幅が縮小していきます。最初の数本は値幅が広いものの、だんだんと高値が切り下がり、同時に安値が切り上がっていくか、または狭い範囲で値動きの中心が収束していきます。そのため、チャートを俯瞰すると「巻き込まれていく」「絞られていく」ような形になります。
2-2. トライアングルとの違い
シンメトリカル・トライアングルは、「高値切り下げ+安値切り上げ」の2本のトレンドラインで形成される明確な三角形です。一方、コイルはトライアングルのようにきれいな2本のラインが引けない場合も多く、「トライアングルほど教科書的ではない圧縮」の総称として扱われます。
実務的には、チャート上で明確な三角形が見えるならトライアングルと認識し、そうでないが明らかに値幅が縮小しているならコイルと捉えて戦略を立てる、と割り切ってしまうのが現実的です。
2-3. ボックスレンジとの関係
ボックスレンジ戦略では、「レンジ上限で売り、下限で買う」という逆張り的なアプローチをとることが多いですが、コイルの場合はむしろ「レンジを抜けた方向に追随する」ことが基本スタンスになります。
特に、明確なトレンドの途中で出現するコイルは、トレンド方向へのブレイクを前提にシナリオを組み立てると期待値を上げやすくなります。
3. コイルが発生しやすい相場環境
コイルは、基本的に「トレンド発生後の一服」のタイミングで出現しやすいパターンです。具体的には、次のような場面が典型的です。
3-1. 強いトレンドの後の一時休憩
たとえば、株式であれば、材料発表や決算、セクター全体の上昇などをきっかけに株価が急騰したあとに、短期勢の利確と押し目買いが交錯し、値動きが小さくなることがあります。このとき、上昇トレンド自体の大きな構造は崩れていないものの、個別の日足や分足では「値幅の圧縮」が起こりやすくなります。
この状態がしばらく続くと、チャート上にはコイルが形成され、次の材料や出来高の増加をきっかけに、もう一段の上昇、あるいはトレンド転換へと動き出します。
3-2. FX・暗号資産のロンドン〜NY時間帯
FXや暗号資産では、東京時間や欧州早出の時間帯にトレンドができ、その後ロンドン勢の参入前後でコイルが形成されることがあります。特に、ロンドン時間開始前後や、重要指標発表前に「ポジション調整+様子見」が入りやすく、その間に値幅が圧縮されるケースが多いです。
このようなタイミングでのコイルは、時間帯そのものがブレイクのエネルギー源になりやすいため、ブレイク方向にうまく乗れれば短時間で大きな値幅を取りやすくなります。
3-3. 出来高・オーダーが偏った後
先物や暗号資産の板を観察していると、特定の価格帯に厚い板が並んでいる状態から、徐々にその厚みが薄くなり、値動きのレンジが狭まっていく場合があります。これは、「大口のポジション調整が一巡し、市場参加者が次の方向性を探っている段階」とも解釈できます。
こうした場面では、「誰かが明確に仕掛けた瞬間」にコイルが一気に解放され、大きなトレンドの第二波、第三波が発生しやすくなります。
4. コイルの具体的な見つけ方
コイルは主観的なパターンであるため、「こう見えたら必ずコイル」というような厳密な条件を作るのは難しいですが、トレーディングルールに落とし込むためには、ある程度定量的な条件を決めておく必要があります。ここでは、シンプルかつ再現性の高い方法を紹介します。
4-1. ATR(平均真のレンジ)による圧縮判定
ATRは、一定期間の平均値幅を表す指標です。コイルを判定する際には、たとえば「直近20本のATRの平均値」と比較し、
- 直近5〜7本のローソク足のATRが、20本平均の半分以下になっている
- 同時に、ローソク足の実体が小さく、ヒゲが増えている
といった条件を設定することで、「値幅が明らかに縮小している局面」を機械的に抽出することができます。
4-2. ボリンジャーバンドのスクイーズ
ボリンジャーバンドの±2σや±3σを表示し、バンド幅が過去20〜50本の中で下位◯%以内に入ったとき、「スクイーズ(収縮)」と判定し、その期間の値動きがコイル候補になっていると考える方法です。
ボリンジャーバンド・スクイーズ戦略は有名ですが、ここでのポイントは、「スクイーズ=必ずしもコイルではない」点です。チャートを確認し、上下の動きがそれなりにありながらも値幅が縮小している場合に絞ることで、よりトレードしやすいパターンにフィルタリングできます。
4-3. 実際のチャートでのイメージ
たとえば、日足ベースで強い上昇トレンドが出ている銘柄をピックアップし、4時間足や1時間足に切り替えて観察すると、トレンド途中で値幅が急激に小さくなるポイントが現れます。
その中で、
- 高値が少しずつ切り下がっているが、安値は大きく割れていない
- または、その逆で安値が切り上がっているが高値は大きく更新していない
- ローソク足の長さが徐々に短くなり、「細かい上下」が増えている
といった特徴が見られるゾーンが、コイル候補です。このようなゾーンを過去チャートで何十ケースもマークしておくことで、自分の中での「コイルの感覚値」が育ちます。
5. コイルを使ったエントリーストラテジー
ここからは、実際にコイルパターンを利用したエントリー戦略を具体的に解説していきます。あくまで一例であり、万能な必勝法ではありませんが、ルール化の考え方やリスク管理の工夫はそのまま他の戦略にも応用できます。
5-1. トレンド方向へのブレイクアウト戦略
もっともシンプルかつ再現性が高いアプローチは、トレンド方向へのブレイクを狙う戦略です。上昇トレンド中のコイルなら上方向、下降トレンド中のコイルなら下方向のブレイクに絞ります。
具体的なルール例は以下の通りです。
- 日足や4時間足で明確なトレンド(移動平均線の並びや高値・安値の更新)を確認
- 1時間足または15分足でコイル候補となる圧縮ゾーンを特定
- コイルの高値と安値に水平ラインを引き、トレンド方向側のラインを数ティック抜けたら成行または指値でエントリー
- 損切りは反対側のラインの少し外側に置く
- 利確は、直近の値幅(コイル形成前のトレンド波)と同程度の値幅を目安にする
5-2. ダマシブレイク対策としての「時間フィルター」
コイルのブレイクアウト戦略で悩ましいのが、「一度抜けたのにすぐ戻されるダマシ(フェイク)」です。これを完全に避けることはできませんが、時間帯フィルターを導入することで、ある程度は精度を高められます。
たとえばFXの場合、
- ロンドン時間開始〜NY時間前半のブレイクのみを対象にする
- 東京時間の薄商いのブレイクは見送る
といったルールを設けることで、出来高・参加者が少ない時間帯のノイズ的なブレイクを排除できます。株式であれば、「寄り付き1時間以内か、大引け前の1時間に限定する」といった時間ルールも有効です。
5-3. 成行と指値の使い分け
コイルのブレイクアウトはスピードが速いことが多く、「抜けたのを確認してから入ろう」とするとすでに値が飛んでいるケースが少なくありません。一方で、早すぎる飛びつきはダマシをつかみやすくなります。
現実的な折衷案としては、
- コイル上限(または下限)の少し外側に逆指値の指値注文を置く
- ブレイクを確認してから、その指値が約定しているかどうかをチェックする
- 約定していなければ追いかけず、一度見送る
といったルールを設ける方法があります。これにより、「ある程度勢いのあるブレイクにのみ乗る」というフィルターを自然にかけることができます。
6. コイル戦略のリスク管理とポジションサイズ
どれだけ優れたチャートパターンでも、リスクを取りすぎれば資金は簡単に減ります。コイル戦略に特有のリスク管理ポイントを整理します。
6-1. 損切り幅を事前に固定する
コイルの上下線を基準に損切り位置を決めると、自然と損切り幅がレンジ幅に連動します。たとえば、コイルの高値と安値の差が50pipsであれば、損切り幅も50〜60pips程度になります。
このとき、1回のトレードで口座残高の何%をリスクにさらすのかを明確に決めておくことが重要です。たとえば「1トレードの最大損失を口座の1%以内」と定めるなら、損切り幅からロット数を逆算できます。
6-2. 「連敗前提」の資金設計
コイルのブレイクアウト戦略は、ダマシブレイクがどうしても発生します。そのため、単発の勝ち負けではなく、統計的な優位性に基づいて資金管理をすることが重要です。
たとえば、過去の検証で「勝率45%、平均RRが2.0(1:2)程度」と分かっているのであれば、10連敗程度は想定しても不思議ではありません。その上で、「10連敗しても口座残高が致命傷にならないロット設計」を行うことが、長く市場に残るための条件です。
6-3. 複数時間軸でのリスク分散
同じ銘柄・通貨ペアで、5分足・15分足・1時間足など複数時間軸で同時にコイルが見える場合、すべてにフルサイズで入るとリスクが集中します。そこで、
- 上位時間足のコイルを優先し、下位時間足はエントリータイミングの補助に使う
- 複数の時間足で同じ方向のシグナルが重なった場合でも、合計リスクが口座の◯%を超えないようにする
といったルールを作ることで、過度なリスク集中を避けることができます。
7. コイル戦略の具体的なケーススタディ
ここでは、抽象論だけでなく、実際のチャートをイメージできるよう、いくつかのケーススタディを文章で再現してみます。
7-1. 株式の日足トレンド+4時間足コイル
ある成長株が、新製品発表をきっかけに日足で強い上昇トレンドを形成しているとします。日足チャートでは、25日移動平均線が右肩上がりで、株価はその上で推移しています。出来高も増加傾向で、市場の注目度が高い状態です。
この銘柄を4時間足に切り替えてみると、急騰の後、3〜4日ほど横ばいからやや上値の重い局面が続きます。最初は1日の中で大きく上下していた値動きが、徐々に1本あたりの値幅が小さくなり、高値と安値の差も縮まってきました。ローソク足は小さな陽線・陰線が交互に出現し、上下にヒゲをつけることが増えています。
このゾーンに水平線を引くと、おおまかな高値と安値の範囲がわかります。そこで、トレンド方向である上側のラインを数ティック抜けたところに逆指値の買い注文を、反対側のラインの少し下に損切りを置いておきます。
数日後、市場全体の指数が上向き、当該銘柄にもまとまった買いが入り、4時間足のローソク足がコイル上限を明確にブレイクしました。注文は約定し、そのまま日足ベースで見ると、もう一段階上の価格帯へとトレンドが継続していきます。利確ポイントは、事前に決めておいた「コイル形成前の上昇幅」と同じ値幅、または直近のレジスタンスゾーンを目安に設定し、計画的にポジションをクローズしていきます。
7-2. FX15分足のロンドンブレイク+コイル
FXの主要通貨ペアで、アジア時間に緩やかな上昇トレンドが発生したとします。ロンドン時間前後になると、値動きが一旦落ち着き、15分足では小さなローソク足が連続します。高値と安値の差は徐々に縮まり、ボリンジャーバンドの幅も狭くなってきました。
この状態を観察しながら、ロンドン時間開始から1〜2時間の間にブレイクするシナリオを想定します。上昇トレンド中であることから、基本的には上方向のブレイクを優先しつつ、下方向に抜けた場合は「トレンド転換の可能性」として別シナリオを準備します。
コイル上限の少し上に買いの逆指値を、下限の少し下に損切りを置きます。ロンドン勢の参入に合わせて一気に買いが入り、上方向に大きなローソク足が出現してブレイク。短時間で数十pipsの値幅が出たところで、あらかじめ決めておいた利確水準でポジションを半分クローズし、残りはトレーリングストップで追いかける、といった運用が考えられます。
7-3. 暗号資産のボラティリティ相場でのコイル活用
暗号資産は24時間取引で、ボラティリティも高いため、コイルが頻出しやすい市場です。ただし、ダマシも多くなるため、出来高や板の厚みを確認しながら慎重にシナリオを組み立てる必要があります。
たとえば、ビットコインが急騰したあと、1時間足で値幅が急速に縮小していく局面があります。オンチェーンデータやニュースフローを見て、特段の悪材料が出ていない場合、これは「短期勢の利確と新規買いが交錯しているコイル」と解釈することができます。
このとき、出来高が極端に細っていないか、注文板に不自然な厚い売り板・買い板が出ていないかを確認しつつ、上方向ブレイクのシナリオと、急落時の損切りラインをセットで決めておきます。暗号資産ではギャップが開くことは少ないものの、スリッページが大きくなりやすいので、ロットはやや保守的に設定するのが現実的です。
8. コイル戦略の検証と改善のポイント
コイル戦略を自分の武器にするためには、過去チャートでの検証が欠かせません。ここでは、検証の際に意識しておきたいポイントを整理します。
8-1. 過去チャートでのパターン収集
まずは、特定の銘柄や通貨ペア、暗号資産に絞って、過去1〜2年分のチャートを眺め、コイルに見える局面をひたすらスクリーンショットやメモで収集します。このとき、
- コイルが出現した場所(トレンド初動、中盤、終盤)
- ブレイク方向(順張りか逆張りか)
- その後の値幅(どれくらい伸びたか、すぐ戻されたか)
といった情報を記録すると、パターンごとの特徴が見えやすくなります。
8-2. 定量的条件のチューニング
次に、ATRやボリンジャーバンドなどの指標を使って、「どの程度の値幅縮小であれば期待値が高くなるのか」を検証します。たとえば、
- ATRが平常時の50%以下になった場合
- ボリンジャーバンド幅が過去100本のうち下位20%に入った場合
など、複数の閾値を試しながら、どの条件がもっとも良い結果をもたらすかを比較していきます。検証は、できれば手作業だけでなく、簡単なプログラムや検証ツールを使うと効率的です。
8-3. 手仕舞いルールの検証
エントリー条件だけでなく、どこで利確し、どこで損切りするかを変えながら、戦略全体のパフォーマンスを比較することも重要です。たとえば、
- リスクリワード1:1で固定利確
- 1:2を目安にしつつ、半分利確+残りトレーリングストップ
- 直近のサポート・レジスタンスを基準にした裁量的な利確
など、複数の手仕舞いシナリオを検証し、自分の性格や時間軸に合ったパターンを選んでいくと、戦略を長く続けやすくなります。
9. コイル戦略を運用する際のメンタル面
コイルのブレイクアウトは、待ち時間が長く、動き出した瞬間は一気にスピードが増すため、メンタル面のコントロールも重要です。
9-1. 「待つ」ことを戦略の一部と認める
コイルを狙うトレードは、「動かない時間をどれだけ耐えられるか」がカギです。チャートを眺めていると、どうしても「今すぐ何かしなければ」という衝動に駆られますが、コイル戦略では、「何もしないこと自体がポジティブな選択」であると認識する必要があります。
9-2. ブレイク直前の飛びつきを避ける
コイルの上下ラインに価格が近づくと、「そろそろ抜けそうだ」と感じてフライング気味にエントリーしてしまうことがあります。これは、ダマシブレイクをつかみやすくなる典型パターンです。
事前に注文をセットし、「自分が決めた条件を満たしたときだけ自動で参加する」という仕組みにしておけば、感情に左右されにくくなります。エントリーは機械的に、判断は事前に、というスタンスが有効です。
9-3. 損切り後の「取り返し病」に注意
コイル戦略では、どうしても損切りが連続する局面があります。その直後に本命の大きなブレイクが来ることもあるため、「さっきの損を取り返さなければ」と感情的になりやすい点には注意が必要です。
損切りはあらかじめ許容しているコストであり、戦略全体で見れば必要経費です。1回の損切りに過剰反応せず、「統計的に見て優位性があるなら問題ない」というマインドセットを持つことが、長期的な運用の鍵になります。
10. まとめ ― コイルは「静けさの中のエネルギー」を読むパターン
コイル(Coil)は、教科書的な定義がやや曖昧なパターンですが、「強いトレンドの途中で値幅が圧縮されるゾーン」を見つけ、そこからのブレイクに備えるというコンセプトは、株式・FX・暗号資産問わず応用可能です。
本記事で解説したポイントを整理すると、次のようになります。
- コイルは、レンジとトライアングルの中間のような「値幅の圧縮状態」
- 強いトレンドの一服、重要時間帯の前後、大口のポジション調整後などで発生しやすい
- ATRやボリンジャーバンドを使って、定量的に「圧縮」を検出できる
- トレンド方向へのブレイクアウト戦略が基本だが、ダマシ対策に時間帯や注文方法の工夫が必要
- リスク管理とポジションサイズ設計が、戦略の期待値を実際の資金曲線に反映させる鍵
- 過去チャートでの検証と、メンタル面のセルフマネジメントが、長期的な成功には不可欠
コイルは、派手な必勝パターンではありませんが、「動き出す前の静けさ」を見つけ、その静けさに価値を見いだせるトレーダーにとっては、安定的に狙いやすい武器になり得ます。自分の得意な銘柄や時間軸で、まずは小さなロットから検証と実践を重ね、自分なりのコイル戦略を磨き上げていくことをおすすめします。


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