Web3インフラ銘柄で狙う“基盤レイヤー”投資:ブロックチェーンのスコップ売りを個人でやる方法

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  1. 結論:Web3インフラは「手数料・B2B・リスク管理」で選ぶ
  2. Web3インフラ銘柄とは何か:暗号資産「周辺」ではなく「土台」を買う
  3. まず全体地図:Web3インフラの“勝ち筋”は3パターン
    1. 1)トランザクション連動(出来高・価格に連動)
    2. 2)SaaS/B2B課金(開発者・企業の定額課金)
    3. 3)資産運用型(カストディ、ステーキング、金利・運用収益)
  4. 個人投資家向けの「銘柄タイプ別」攻略:具体例でイメージを固める
    1. A:暗号資産取引所・ブローカー系(例:取引手数料モデル)
    2. B:決済・オンランプ(例:ステーブル決済、カード、送金)
    3. C:ノード/RPC・データ配信(例:ブロックチェーンの“インターネット回線”)
    4. D:セキュリティ/監査/カストディ(例:事故が起きるほど需要が増える)
  5. “銘柄選び”を手順化:初心者がそのまま使える10項目デューデリ
    1. ①売上の連動先:価格連動か、活動量連動か
    2. ②収益の柱が1本か複数か
    3. ③粗利率:値下げ競争への耐性
    4. ④規制リスク:事業停止があり得るか
    5. ⑤カウンターパーティリスク:相手が飛んだらどうなるか
    6. ⑥顧客構成:個人比率が高すぎないか
    7. ⑦バランスシート:現金・負債・自己資本の安全性
    8. ⑧経営のリスク哲学:保守的か、攻めすぎか
    9. ⑨競争優位:ネットワーク効果か、スイッチングコストか
    10. ⑩バリュエーション:成長率だけで買わない
  6. 初心者がやりがちな失敗:Web3インフラで“負ける典型例”
    1. 失敗1:インフラ=ディフェンシブと勘違い
    2. 失敗2:チェーン依存を見落とす
    3. 失敗3:トークンと株の“同じ話”で判断する
    4. 失敗4:規制のニュースで狼狽売り・高値追い
  7. ポートフォリオ設計:Web3インフラを“積み上げ”で持つ方法
    1. コア(守り):B2B/サブスク比率が高いインフラ
    2. サテライト(攻め):出来高連動の取引・ブローカー
    3. ヘッジ(保険):現金比率/逆相関要素を入れる
  8. 売買の具体例:初心者でもブレないルールの作り方
    1. 例1:テーマ強気だが恐い人向け(分割+損失限定)
    2. 例2:相場回復の波を取りたい人向け(指標連動)
    3. 例3:長期で持つ人向け(再投資の質を見る)
  9. 監視すべき“先行シグナル”:価格より早く変化するもの
  10. 最後に:Web3インフラは「儲かりやすい」ではなく「設計しやすい」

結論:Web3インフラは「手数料・B2B・リスク管理」で選ぶ

Web3投資というと暗号資産そのもの(BTCやETH)を買うイメージが強いですが、個人投資家が“比較的”設計しやすいのは、ブロックチェーンの上で動く経済活動を支えるインフラ(基盤)に張るやり方です。いわゆる「ゴールドラッシュで儲かったのは金鉱ではなくスコップ売り」という発想です。

ただし「インフラ=安全」ではありません。価格変動が大きい暗号資産市場に近いほど、規制・信用・流動性ショックの影響を受けます。そこで本記事では、Web3インフラ銘柄(主に上場株・関連ETF・一部トークンを含む“銘柄群”)を初心者でも手順化して選別できるよう、事業モデルとチェック項目、失敗しやすい落とし穴、ポジション管理までを具体的に解説します。

Web3インフラ銘柄とは何か:暗号資産「周辺」ではなく「土台」を買う

Web3インフラとは、ブロックチェーンが社会で使われるための土台を提供するプレイヤーです。分かりやすく言うと、次のような機能を提供する会社・プロジェクトのことです。

  • オン/オフランプ(入出金):法定通貨⇄暗号資産の交換、決済、カード、送金。

  • 取引・流動性:取引所、ブローカー、マーケットメイキング、清算、カストディ(保管)。

  • ノード/RPC:ブロックチェーンに接続するためのAPI、ノード運用、データ配信。

  • 開発者ツール:ウォレットSDK、スマートコントラクト開発環境、監査、セキュリティ。

  • データ/インデックス:オンチェーン解析、インデクサ、サブグラフ、価格フィード。

  • ステーキング/インフラ運用:バリデータ運用、ステーキング代行、MEV対策など。

ここで重要なのは「インフラ銘柄=Web3そのものの成功に賭けるが、どのアプリが当たるかには賭けない」という設計にしやすい点です。ゲームで言えば、特定タイトルのヒットを狙うよりゲーム機・エンジン・決済を買うイメージです。

まず全体地図:Web3インフラの“勝ち筋”は3パターン

インフラ銘柄の収益源は、突き詰めると次の3つに整理できます。投資判断は、このどれで稼ぐ会社かを最初に固定するとブレません。

1)トランザクション連動(出来高・価格に連動)

取引所手数料やブローカーのスプレッド、決済ボリューム連動などです。相場が盛り上がると爆発力がありますが、冬の時代は売上が急減します。高ボラだが回転が効くタイプです。

2)SaaS/B2B課金(開発者・企業の定額課金)

ノードAPI、データ提供、セキュリティツールなど。トークン価格と完全に無関係ではないものの、顧客が増えるほど売上が積み上がりやすく、事業が「会社っぽい」構造になります。守りが強いが成長は地味になりやすい。

3)資産運用型(カストディ、ステーキング、金利・運用収益)

顧客資産を預かり、手数料やステーキング報酬、金利収益などで稼ぎます。ポイントは信用・規制・リスク管理です。収益性が良く見えても、ブラックスワンで毀損しやすい領域でもあります。

個人投資家向けの「銘柄タイプ別」攻略:具体例でイメージを固める

A:暗号資産取引所・ブローカー系(例:取引手数料モデル)

代表例は暗号資産取引の“入口”を握る企業群です。特徴は、ボラティリティ=売上機会になりやすい点。株式市場では嫌われる「激しい値動き」が、手数料ビジネスでは追い風になります。

一方で、初心者が見落としやすいのは「出来高が戻れば利益も戻る」ではなく、固定費(規制対応、人員、セキュリティ)が重いという点です。相場低迷が長引くと、利益率の回復が遅れます。よって、見るべきは以下です。

チェック項目:①取引量の分散(現物・デリバティブ・機関投資家)②手数料率の低下耐性(値下げ競争の影響)③規制リスク(事業停止・罰金)④顧客資産の分別管理と内部統制⑤収益の柱(手数料以外のサブスクや金利収益)

具体的な考え方:「強気で相場回復を狙う」ならこの枠を小さめに持つ。逆に「相場が死んでも生き残る会社」を選ぶなら、手数料依存が薄いか、現金同等物が厚い会社に寄せます。

B:決済・オンランプ(例:ステーブル決済、カード、送金)

Web3が一般化するには、ユーザーが暗号資産を意識せずに使える決済・送金が必要です。ステーブルコインの送金や、暗号資産を使ったカード決済がここに当たります。

ここでのポイントは「暗号資産価格」よりも、トラフィック(利用回数)と規制の通りやすさです。例えば、送金・決済は金融当局の監督が強く、コンプライアンスがボトルネックになります。逆に言えば、規制をクリアできる企業は参入障壁を作れます。

チェック項目:①決済手数料の構造(上限・下限、加盟店負担)②不正対策とチャージバック③提携先(銀行・カードネットワーク)④ステーブルコインの発行体依存度⑤地理的分散(特定国リスク)

C:ノード/RPC・データ配信(例:ブロックチェーンの“インターネット回線”)

アプリがブロックチェーンに接続するには、RPCやノードが必要です。ここは「ユーザーが増えるほど裏側の接続需要が増える」という意味で、インフラらしい需要構造です。

ただし落とし穴があります。ノードは技術的にコモディティ化しやすく、価格競争になりがちです。そこで勝ち残るのは、品質(稼働率・遅延)、セキュリティ、サポート、エンタープライズ対応で差別化できる事業者です。投資するなら「単なるノード屋」ではなく、顧客ロックインを作れているかを見ます。

チェック項目:①SLA(稼働率保証)の実績②エンタープライズ顧客比率③マルチチェーン対応④価格改定の主導権⑤粗利率(値下げに耐えるか)

D:セキュリティ/監査/カストディ(例:事故が起きるほど需要が増える)

Web3はハッキング・詐欺・鍵管理が最大の弱点です。逆説的に、事故が起きるほど「セキュリティ投資」が増えます。この領域は、相場の熱狂よりもリスク意識の高まりが追い風になります。

初心者がやりがちな誤解は、「監査会社やセキュリティ企業は全部伸びる」というものです。現実には、単発の監査は景気循環の影響を受けやすく、継続課金(監視、脆弱性スキャン、保険、カストディ)がある企業ほど安定します。

チェック項目:①売上の継続率(NRRや更新率)②大手金融機関の採用実績③保険・保証スキームの有無④重大事故時の損失耐性⑤規制環境への適応力

“銘柄選び”を手順化:初心者がそのまま使える10項目デューデリ

ここからは、銘柄タイプを問わず共通で使えるチェックリストです。難しい財務モデルは不要で、公開情報と決算資料の読み方で十分に精度が出ます。

①売上の連動先:価格連動か、活動量連動か

暗号資産価格に連動する会社ほど波が荒い。活動量(ユーザー数、取引回数、企業導入数)に連動する会社ほど、景気後退に耐えやすい。自分が耐えられるボラと一致させるのが第一です。

②収益の柱が1本か複数か

手数料一本足打法はピークで魅力的に見えて、底で壊れます。反対に、サブスクや保管手数料などが混ざると、冬でも資金繰りが回ります。決算のセグメント情報で「何で稼いでいるか」を必ず確認します。

③粗利率:値下げ競争への耐性

インフラは規模が出ると粗利が伸びますが、競争が激しい領域は粗利が崩れます。粗利率が高いほど、開発投資と価格戦に耐えます。粗利が低いのに成長率だけ高い会社は、後で苦しくなりやすい。

④規制リスク:事業停止があり得るか

Web3は「規制が来たら終わる」タイプが混ざります。特に、顧客資産を扱う領域(取引所、カストディ、決済)は要注意です。投資判断は政治論ではなく、事業が止まる確率と、そのときの下落幅を冷徹に見積もるだけです。

⑤カウンターパーティリスク:相手が飛んだらどうなるか

ステーブルコイン発行体、特定チェーン、特定取引所など、相手に依存している会社は危険です。依存度が高いほど、相手の不祥事が“自分の事故”になります。

⑥顧客構成:個人比率が高すぎないか

個人投資家が主役の相場は、熱狂と冷え込みが極端です。B2B比率が高いほど継続性が増します。ユーザー数の増減だけでなく、顧客属性(企業、機関、個人)を見る癖を付けます。

⑦バランスシート:現金・負債・自己資本の安全性

Web3は信用不安が伝播しやすい。現金が厚い会社は危機時に買収やシェア奪取ができます。反対に、短期負債が重い会社は、冬に詰みます。初心者ほど「現金の厚み」を最優先に置くと事故が減ります。

⑧経営のリスク哲学:保守的か、攻めすぎか

決算説明会の質疑応答は宝の山です。過度に楽観的なガイダンス、リスクの言語化が弱い、透明性が低い——この3点が揃う会社は、成長が本物でも事故りやすい。

⑨競争優位:ネットワーク効果か、スイッチングコストか

インフラで強いのは、乗り換えが面倒な会社です。APIや開発者ツールは一度組み込まれると替えにくい。逆に、単純な“サービス提供”は替えられます。顧客が離れにくい構造を言語化できない銘柄は避けます。

⑩バリュエーション:成長率だけで買わない

Web3はテーマ相場で倍率が跳ねます。そこで「売上成長率が高いから」と高値掴みすると、冬で資産が溶けます。基本は、売上成長率 × 粗利 × 継続性で妥当な評価を考えます。個人は完璧な適正価格を当てる必要はなく、むしろ「買う場所」と「切る場所」を先に決める方が勝率が上がります。

初心者がやりがちな失敗:Web3インフラで“負ける典型例”

失敗1:インフラ=ディフェンシブと勘違い

インフラでも暗号資産市場に近いほど、ボラは高い。防衛的に持つなら、サブスク比率やB2B比率が高い銘柄を中心にします。取引所株を「安定枠」に入れるのは危険です。

失敗2:チェーン依存を見落とす

特定チェーンの人気に依存するインフラは、チェーンが失速すると一緒に沈みます。マルチチェーン対応、顧客分散、サービスの横展開があるかが生命線です。

失敗3:トークンと株の“同じ話”で判断する

トークンは需給が支配する場面が多い。株はキャッシュフローとバランスシートが効く。ここをごちゃ混ぜにすると、判断が崩れます。「株は会社の財務で守る」「トークンは需給と解約条件で守る」と分けます。

失敗4:規制のニュースで狼狽売り・高値追い

規制は短期ノイズにも、構造変化にもなります。重要なのは「事業が止まるか」「コストが増えるか」「競合が脱落するか」です。ニュースの感情ではなく、収益構造がどう変わるかに落とし込みます。

ポートフォリオ設計:Web3インフラを“積み上げ”で持つ方法

初心者に最もおすすめなのは、インフラ銘柄を「一点集中の夢」ではなく、層(バスケット)で持つ設計です。以下は実務的なテンプレです。

コア(守り):B2B/サブスク比率が高いインフラ

ノードAPI、セキュリティ、企業向け基盤など。相場が冷えても顧客が残りやすい銘柄を中心に据えます。ここは長期で積み上げる枠です。

サテライト(攻め):出来高連動の取引・ブローカー

相場回復局面で爆発力が出る枠。ただし冬では収益が急減するので、ポジションは小さく。初心者は「最大損失」を先に決めておくと崩れません。

ヘッジ(保険):現金比率/逆相関要素を入れる

Web3は急落が来ます。全体の資産配分で、現金・短期債・金などの“圧縮弁”を用意しておくと、Web3枠を損切りせずに耐えやすい。Web3だけで完結させないのがコツです。

売買の具体例:初心者でもブレないルールの作り方

例1:テーマ強気だが恐い人向け(分割+損失限定)

Web3インフラの候補を3〜5銘柄に絞り、最初は予定額の3分の1だけ買います。次に、四半期決算で「売上の質(継続率やB2B比率)」が改善していれば追加。逆に、規制や事故で事業継続性が毀損したら撤退。これだけで“雰囲気買い”が消えます。

例2:相場回復の波を取りたい人向け(指標連動)

出来高連動銘柄は、暗号資産の価格よりも「ボラ」「出来高」「新規口座」が先行します。そこで、市場の出来高が底打ち→増加に転じたら打診し、過熱指標が出たら一部利確。大事なのは、ピークで全部売る必要はないこと。波の中で“区切って”利益を残す発想です。

例3:長期で持つ人向け(再投資の質を見る)

サブスク系インフラは、成長投資が利益を食います。短期の利益ではなく、顧客獲得コストと継続率、粗利の改善、プロダクトの横展開に注目します。「顧客が増え、粗利が高く、解約が少ない」なら、時間が味方になります。

監視すべき“先行シグナル”:価格より早く変化するもの

初心者が「価格だけ」を見ていると、売買が遅れます。インフラ銘柄は、価格より先に事業指標が動くことが多い。以下は監視に向く項目です。

  • 開発者活動:GitHubの活況、開発者カンファレンス、SDK採用増。

  • ステーブルコインの流通と決済量:送金が増えると決済・オンランプが恩恵を受けやすい。

  • オンチェーン手数料とL2利用:混雑と手数料上昇は、スケーリングやインフラ需要を刺激。

  • セキュリティ事件:事故は短期の逆風でも、中長期ではセキュリティ需要を押し上げる。

  • 規制の方向性:禁止よりも“ルール整備”に寄ると、機関資金が入りやすい。

最後に:Web3インフラは「儲かりやすい」ではなく「設計しやすい」

Web3は夢が語られがちですが、投資で大事なのは夢より設計です。インフラ銘柄は、①収益の源泉を分類できる、②チェック項目を標準化できる、③バスケットで分散できる、という意味で個人でも戦いやすい領域です。

やるべきことは単純で、連動先(価格か活動量か)/規制と信用/粗利と継続性/現金の厚みの4点を軸に、長く生き残る候補だけを残すこと。そこに、自分が許容できるボラティリティの枠内で資金を配分すれば、テーマに振り回されにくくなります。

Web3の未来がどうなるかを当てる必要はありません。基盤が伸びるほど利益が積み上がる“構造”を買い、事故が起きても致命傷にならないサイズで運用する。これが、個人がWeb3インフラ銘柄で勝ち残る現実的なアプローチです。

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