Web3インフラ銘柄の見極め方:『つるはし』で勝つための構造分析と投資判断

暗号資産

Web3投資というと、どうしても「次に伸びるL1」「将来性のあるトークン」といった“アプリ側”に目が行きがちです。しかし、歴史的に新しい産業が立ち上がる局面では、最終的な勝者が読めないときほど、収益が先に集まりやすいのは「つるはし(インフラ)」です。ゴールドラッシュで儲かったのは金掘りより、道具・物流・金融だった、という話と同じ構図です。

本記事では、Web3インフラ銘柄(株・トークン双方を含む)を「収益が発生する場所」から分解し、初心者でも再現できる銘柄選別の手順を提示します。結論はシンプルで、“どのユーザー行動が、誰のP/Lに、どのタイミングで反映されるか”を追える投資家が勝ちやすい、ということです。

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  1. Web3インフラ銘柄とは何か:まず「収益の水門」を特定する
    1. レイヤー1:オン/オフランプ(取引所・ブローカー・決済)
    2. レイヤー2:保管(カストディ)とID/セキュリティ
    3. レイヤー3:計算資源(マイニング/バリデータ、電力、半導体)
    4. レイヤー4:データ(インデクサ/オラクル/分析)
    5. レイヤー5:メッセージ伝達(ブリッジ、相互運用)
    6. レイヤー6:ステーブルコインとトークン経済の基盤
  2. 「儲かるインフラ」の条件:3つのチェックポイント
    1. 1)ネットワーク効果が“収益”に変換される構造があるか
    2. 2)規制の変化が“追い風”になり得るか
    3. 3)サイバー/カウンターパーティの“単発損失”で死なないか
  3. 収益モデル別に見る:Web3インフラの“稼ぎ方”パターン
    1. パターンA:取引量連動(ブローカー/取引所)
    2. パターンB:残高連動(カストディ、運用、ステーキング仲介)
    3. パターンC:コスト優位×規模(マイニング/バリデータ)
    4. パターンD:B2B課金(データ/インデクサ/オラクル/ノード)
    5. パターンE:金利・準備資産ドリブン(ステーブルコイン)
  4. 銘柄選別の実践手順:5ステップで“地雷”を避ける
    1. ステップ1:自分が狙う“景気局面”を決める
    2. ステップ2:レイヤーを跨いで“代替可能性”を見る
    3. ステップ3:KPIを“1枚の因果図”にする
    4. ステップ4:バリュエーションは“ブーム時の数字”で判断しない
    5. ステップ5:最悪ケースの“出口”を先に決める
  5. 具体例で理解する:3タイプの“勝ち筋”シナリオ
    1. シナリオ1:強気相場の取引増で収益が跳ねる(オン/オフランプ)
    2. シナリオ2:弱気相場でも残る“金庫”で安定収益(カストディ)
    3. シナリオ3:アプリ増加で“水道”の需要が積み上がる(データ/ノード)
  6. 個人投資家向け:ポートフォリオ設計の考え方
    1. コア/サテライトで考える
    2. 分散の軸は“銘柄数”ではなく“リスク要因”
    3. リバランスはルール化する
  7. 初心者がやりがちな失敗と、その回避策
    1. 失敗1:テーマだけで買い、収益モデルを見ない
    2. 失敗2:ピークの利益で割安に見える銘柄を掴む
    3. 失敗3:ハッキング・規制を“起きない前提”で扱う
  8. チェックリスト:購入前に最低限確認する10項目
  9. まとめ:Web3インフラは「収益の水門」を押さえた人が強い
  10. バリュエーションの考え方:インフラ別に“適切な物差し”を変える
    1. 取引量連動(取引所・ブローカー):売上倍率+サイクル調整
    2. 残高連動(カストディ・運用):AUC倍率と“信頼コスト”
    3. マイニング/バリデータ:企業価値より“損益分岐点”
    4. B2B課金(データ/ノード):SaaS指標で見る
  11. 日々の“監視指標”を決める:買った後に迷わないために
  12. 小さく始めるための実践:学習コストを最小化する3つのやり方

Web3インフラ銘柄とは何か:まず「収益の水門」を特定する

Web3インフラ銘柄は、ブロックチェーン上の取引やアプリが動くために必要な「基盤」を提供し、その対価を取るプレイヤーです。インフラの定義が曖昧だと選別できないので、ここでは次の6レイヤーに分けます。

レイヤー1:オン/オフランプ(取引所・ブローカー・決済)

法定通貨と暗号資産を行き来させる入口です。典型的な収益源は、取引手数料、スプレッド、入出金手数料、ステーキング手数料、カード/決済手数料など。個人が最も触れる機会が多く、取引量が伸びる局面では業績に反映されやすい一方、規制の影響を最も受けます。

レイヤー2:保管(カストディ)とID/セキュリティ

資産を安全に保管する“金庫”です。個人向けのウォレット企業、機関投資家向けのカストディ、KYC/AMLや不正検知、MPC/ハードウェアセキュリティなどが含まれます。取引量よりも「残高(AUC:Assets Under Custody)」や「顧客の継続率」が効きやすいのが特徴です。

レイヤー3:計算資源(マイニング/バリデータ、電力、半導体)

PoWならマイニング、PoSならバリデータ運用がブロック生成の計算資源です。さらに上流には半導体・電力・冷却・データセンターが連なります。ここはキャッシュフローが読みやすい反面、設備投資(CAPEX)と電力コストに支配されやすく、価格下落局面でレバレッジが逆回転しやすい領域です。

レイヤー4:データ(インデクサ/オラクル/分析)

チェーン上のデータをアプリに届ける“水道管”です。オラクル、インデクシング、ノードRPC、分析基盤など。アプリが増えるほど取引数やクエリが増え、B2B型のSaaSに近い収益モデルになりやすい一方、単価下落(コモディティ化)と競争激化のリスクがあります。

レイヤー5:メッセージ伝達(ブリッジ、相互運用)

チェーン間をつなぐ“橋”です。利便性が高いほど利用が増えますが、ハッキングや設計ミスが直撃します。ここは「高成長」と「致命傷」が隣り合わせなので、リスク許容度が低い人は中心に据えない方が無難です。

レイヤー6:ステーブルコインとトークン経済の基盤

ステーブルコインは決済・DeFi・取引の共通通貨としてのインフラです。収益は準備資産の運用収益(利息)や発行/償還手数料などに依存します。金利環境の影響が大きく、規制・監査・カウンターパーティリスクが核心です。

「儲かるインフラ」の条件:3つのチェックポイント

1)ネットワーク効果が“収益”に変換される構造があるか

ユーザーが増えても、収益が増えないビジネスは伸びません。例えば「取引所」は取引量が増えると手数料収益が増えやすい。一方、ノードRPCは利用が増えるほどコストも増え、価格競争に入ると粗利が出にくい場合があります。利用増→単価維持/上昇→粗利拡大の順で追えるかを確認します。

2)規制の変化が“追い風”になり得るか

規制は怖いものと思われがちですが、実際には大手にとって参入障壁になり得ます。コンプライアンス体制が整うほど中小が脱落し、取引が集約されるなら収益は安定しやすい。ただし、規制が「特定収益源の禁止」に直結する場合は別で、そこは最悪ケースを想定します。

3)サイバー/カウンターパーティの“単発損失”で死なないか

Web3はテクノロジー産業であり、損失はときに一撃です。ハッキング、顧客資産の流出、内部統制不備、提携先破綻など。ここを軽視すると「長期で正しい」分析でも退場します。最悪損失額(ワーストケース)を数値化し、自己資本や保険、分散で耐えられるかを必ず確認します。

収益モデル別に見る:Web3インフラの“稼ぎ方”パターン

パターンA:取引量連動(ブローカー/取引所)

売上ドライバーは「取引高×実効テイクレート(手数料率)」です。強気相場でボラが上がると取引が増えやすく、業績が跳ねます。ただし、取引手数料は競争で下がりやすいので、継続的に稼ぐには付随収益(カストディ、ステーキング、レンディング、法人向けサービス、広告、データ提供など)が重要です。

初心者が見るKPIは次の3点です。①取引高(スポット/デリバティブの比率)②テイクレート(無料化競争に耐えているか)③顧客資産残高(弱気でも残るか)。

パターンB:残高連動(カストディ、運用、ステーキング仲介)

「預かり残高(AUC)×手数料率」が骨格です。取引量ほどブレない一方、顧客の信頼が崩れると一気に流出します。ここは財務の健全性とセキュリティ投資が最重要です。個人が買う場合は「預かり資産の分別管理」「監査」「保険」「自己勘定取引の制限」など、開示されている範囲で確認します。

パターンC:コスト優位×規模(マイニング/バリデータ)

マイニングは「ハッシュレート×ネットワーク難易度×価格」で売上が決まり、コストは主に電力と減価償却です。上昇相場では利益が急増しますが、下落相場では設備が重荷になります。電力単価・契約形態(固定/変動)・稼働率・更新CAPEXをセットで見ないと判断を誤ります。

PoSバリデータも似ており、ステーキング量と報酬率に加え、スラッシング(罰則)や運用リスクがあり、単純な利回り比較は危険です。

パターンD:B2B課金(データ/インデクサ/オラクル/ノード)

SaaSに近く、MRR(毎月繰り返し収益)やNRR(売上継続率)、粗利率が重要になります。アプリが増えるほど需要は増えますが、価格競争が起きると伸びても儲からないので、差別化(低遅延、可用性、地理分散、統合ツール、セキュリティ保証)があるかを見ます。

パターンE:金利・準備資産ドリブン(ステーブルコイン)

金利が高いと準備資産の利息が増え、収益が改善しやすい。一方、信用不安や規制の変更で資金が流出すると収益が急減します。ここは「透明性(準備資産の内容)」「償還の仕組み」「監査/報告頻度」「提携銀行や保管先の健全性」が核心です。

銘柄選別の実践手順:5ステップで“地雷”を避ける

ステップ1:自分が狙う“景気局面”を決める

Web3インフラは景気敏感です。強気相場(ボラ高・取引増)なら取引量連動が強い。弱気相場(取引減)なら残高連動・B2B課金が相対的に耐えやすい。まず「今から半年〜1年で何が起きたら勝つのか」を言語化します。言語化できないなら、分散投資比率を小さくするのが正解です。

ステップ2:レイヤーを跨いで“代替可能性”を見る

例えば取引所は競合が多く代替されやすい。一方、規制に適合したカストディや決済網は参入が難しく代替されにくい場合があります。代替されやすい領域は、収益が伸びても利益率が下がる(値下げ競争)という落とし穴があるので、価格決定力に注目します。

ステップ3:KPIを“1枚の因果図”にする

銘柄を調べると情報が散らかります。初心者ほど「何を見ればいいか」がブレます。そこで、次の形で因果図を作ります。

ユーザー行動(例:取引、送金、ステーキング)→数量(取引高、残高、アクティブ数)→単価(手数料率、ARPU)→粗利→販管費→利益

この因果図に当てはめられない銘柄は、構造理解が不足しているサインです。理解できるまで買わない方が事故が減ります。

ステップ4:バリュエーションは“ブーム時の数字”で判断しない

Web3関連は循環が激しく、ピークの利益を前提にすると高値掴みになります。コツは、「平常時の利益」「ストレス時の損失」を別々に見積もることです。取引所なら「弱気の取引量」を仮定し、マイニングなら「価格下落+難易度上昇+電力高」の同時ストレスを置いて耐性を見ます。

ステップ5:最悪ケースの“出口”を先に決める

Web3インフラは、好材料が続く局面では持ちやすいですが、事故が起きると意思決定が遅れがちです。事前に「何が起きたら撤退するか」を決めます。例として、①規制で主要収益が閉じる②大規模流出が止まらない③監査/開示が途絶える④重大インシデントの再発、など。感情ではなく条件で切る方が生存率が上がります。

具体例で理解する:3タイプの“勝ち筋”シナリオ

シナリオ1:強気相場の取引増で収益が跳ねる(オン/オフランプ)

暗号資産市場でボラが上がると、個人も法人も取引回転が上がり、取引所・ブローカーの売上が伸びます。ここでのポイントは「取引量の質」です。短期売買が増えると手数料は増えるが、顧客が焼かれると離脱します。したがって、リテールだけでなく、機関向けデリバティブ、法人向けカストディ、データ提供などの複線化がある企業の方が持続性が高い傾向があります。

シナリオ2:弱気相場でも残る“金庫”で安定収益(カストディ)

価格が下がっても、長期保有の残高はすぐにゼロになりません。カストディは残高が残る限り収益が続きます。ここでのポイントは、単なる保管ではなく、機関投資家が求めるレベルの内部統制、監査、保険、分別管理、オペレーション体制が整っているかです。安心が差別化になる世界です。

シナリオ3:アプリ増加で“水道”の需要が積み上がる(データ/ノード)

オンチェーンアプリが増えると、RPCやインデクシング、分析の需要が積み上がります。ここでのポイントは「単価下落に耐える設計」です。単なるAPI提供だと価格競争になりやすいので、SLA(稼働保証)、セキュリティ、開発ツール統合、マルチチェーン対応などでスイッチングコストを作れているかが重要です。

個人投資家向け:ポートフォリオ設計の考え方

コア/サテライトで考える

Web3インフラは値動きが大きいので、全資産の中での位置付けを明確にします。一般的には、生活防衛資金と低リスク資産を確保した上で、Web3はサテライトとして扱う方が破綻しにくい。さらに、サテライト内でも「比較的安定(B2B/カストディ)」と「高ボラ(取引量/マイニング/ブリッジ)」を分けます。

分散の軸は“銘柄数”ではなく“リスク要因”

Web3関連は同時に下がります。銘柄を増やしても、同じリスク要因(暗号資産価格、規制、ハッキング)に依存していれば分散になりません。分散するなら、①取引量連動②残高連動③B2B課金④金利ドリブン、のように収益の源泉を分けます。

リバランスはルール化する

値動きが激しい資産は「買い増し」より「リバランス」で勝ちやすい局面があります。例として、サテライト比率が上限を超えたら一部利益確定、下限を割ったら補充、といったルールです。相場観に頼らない方が再現性が出ます。

初心者がやりがちな失敗と、その回避策

失敗1:テーマだけで買い、収益モデルを見ない

「Web3だから伸びる」は根拠になりません。必ず「誰が払うのか」「単価は維持できるか」「コストは比例して増えないか」を確認します。確認できない場合は、少額にするか、より理解しやすい企業(決済や金融インフラに強い企業など)から学びます。

失敗2:ピークの利益で割安に見える銘柄を掴む

循環産業はピーク利益が幻になります。過去の好調期にPERが低く見えるのは典型的な罠です。ストレス時の採算や財務余力、手数料率の下落余地を見て、平常時の実力に引き直して判断します。

失敗3:ハッキング・規制を“起きない前提”で扱う

起きます。起きたときに致命傷を避けるには、分散とサイズ管理が最重要です。1銘柄に集中しない、レバレッジをかけない、流動性の低いトークンに比率を寄せすぎない。これだけで生存率は大きく変わります。

チェックリスト:購入前に最低限確認する10項目

最後に、実務的(=実際の手順として使える)チェックリストを置きます。これを埋められない銘柄は“見送り”で構いません。

  1. どのレイヤーのインフラか(オン/オフ、カストディ、計算資源、データ、ブリッジ、ステーブル)
  2. 売上ドライバーは何か(取引量、残高、B2B課金、金利、その他)
  3. 主要KPIを3つ言えるか(例:取引高、AUC、MRRなど)
  4. 単価は下がりにくい構造か(差別化/参入障壁/スイッチングコスト)
  5. コスト構造はどうなっているか(固定費か変動費か、CAPEXの重さ)
  6. 財務余力はあるか(現金、負債、希薄化の可能性)
  7. 規制が変わった場合の影響を一言で説明できるか
  8. セキュリティ事故が起きた場合の最大損失を想定したか
  9. 流動性は十分か(売りたいときに売れるか)
  10. 撤退条件を事前に書いたか(何が起きたら損切り/縮小するか)

まとめ:Web3インフラは「収益の水門」を押さえた人が強い

Web3インフラ銘柄は、トレンドの中心にありながら、投資家が“構造”で優位性を取りやすい領域です。ポイントは、テーマの熱量ではなく、収益モデルとリスクの非対称性を見抜くこと。まずはレイヤー分解→KPI因果図→ストレス想定→サイズ管理、の順で淡々と進めてください。それだけで、流行に飲み込まれる確率は大きく下がります。

バリュエーションの考え方:インフラ別に“適切な物差し”を変える

Web3関連は「全部まとめてPER」で見ると事故ります。理由は、収益の安定度と資本構造がレイヤーで違うからです。ここでは、初心者が使いやすい物差しを整理します。

取引量連動(取引所・ブローカー):売上倍率+サイクル調整

取引所は利益がサイクルでブレるため、短期のPERは役に立たない局面があります。代わりに、売上倍率(PSR)と「テイクレート×取引高」の前提を明示し、弱気・中立・強気の3ケースで売上と利益を置きます。ここで重要なのは、弱気ケースで赤字がどれだけ膨らむか、資金繰りが耐えるかです。強気ケースは誰でも描けますが、弱気ケースを描ける投資家が負けにくい。

残高連動(カストディ・運用):AUC倍率と“信頼コスト”

カストディは「AUCに対して何bps取れるか」が核心です。AUCが増えても手数料率が下がるなら成長は薄まります。一方で、セキュリティ投資や監査コストは“信頼を買うコスト”なので、短期利益が低くても長期の参入障壁になる場合があります。数字だけで切り捨てず、運用体制がブランド化しているかを見るのがコツです。

マイニング/バリデータ:企業価値より“損益分岐点”

この領域は、綺麗なバリュエーションより「どの価格水準まで耐えるか」が有用です。損益分岐点(暗号資産価格・電力単価・稼働率の組み合わせ)を推定し、下落局面で希薄化(増資)や債務再編が起きないかを確認します。さらに、半減期や難易度上昇など、業界イベントのストレスも織り込みます。

B2B課金(データ/ノード):SaaS指標で見る

MRR/ARR、NRR、チャーン、粗利率、営業効率(LTV/CAC)といったSaaS指標が役に立ちます。アプリ景気に連動しつつも、契約が積み上がるなら安定しやすい。逆に、無料枠が大きく単価が落ち続けるなら、成長しても株主価値が増えにくいので注意します。

日々の“監視指標”を決める:買った後に迷わないために

初心者が一番困るのは、買った後に「何を見れば良いか」が分からず、価格だけを見てしまうことです。価格は結果なので、原因側の指標を決めます。

  • オン/オフランプ:市場全体の出来高、デリバティブ建玉の増減、ボラティリティの水準、アプリ利用者の増減
  • カストディ:預かり残高の推移、顧客数、重大インシデントの有無、監査/報告の頻度
  • マイニング:ネットワーク難易度、ハッシュプライス(採算指標)、電力価格、稼働率
  • データ/ノード:クエリ数、稼働率、顧客継続率、主要チェーンでのシェア
  • ステーブル:流通残高、準備資産の内容と満期構造、金利環境、償還の動き

ここまで決めておくと、相場が荒れても「売る/買う」の判断が“指標ベース”に戻せます。

小さく始めるための実践:学習コストを最小化する3つのやり方

最初から完璧にやろうとすると挫折します。おすすめは、次の順に学習コストを上げることです。

①最も理解しやすい決済・金融インフラ企業から入る:Web3専業より、既存の決済・金融ビジネスを持ち、Web3を追加している企業は収益の土台があり、変動が相対的に緩やかです。まずは「収益モデルの読み方」を身につけます。

②次に取引所・ブローカーで“サイクル”を体験する:強気・弱気で数字がどう変わるかを観察すると、サイクル調整の感覚が身につきます。小さなポジションで十分です。

③最後に高ボラ領域(マイニング/ブリッジ/トークン)に触る:ここは難しいので、ルール化(サイズ上限、撤退条件、分散)が前提です。学びは大きいですが、主戦場にする必要はありません。

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