ユーロドルのキリ番攻防を読む:1.10を起点にしたエントリーと撤退の設計図

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【DMM FX】入金
  1. なぜ「キリ番」はユーロドルで効くのか
  2. キリ番に集まる注文の種類を理解する
    1. 1. 利確の指値(テイクプロフィット)
    2. 2. 損切りの逆指値(ストップ)
    3. 3. 新規のブレイクアウト注文
    4. 4. 逆張りの指値
  3. まず覚えるべき基本:キリ番は「線」ではなく「帯」で見る
  4. 戦略の全体像:3つの型だけ覚えれば十分
    1. 型A:キリ番ブレイクの順張り(本物の抜けに乗る)
    2. 型B:キリ番反転の逆張り(壁が機能する場面だけ狙う)
    3. 型C:ダマシ後の“逆方向”に乗る(ストップ狩りを利用する)
  5. 時間帯で勝率が変わる:ロンドンとNYの「癖」を使う
    1. ロンドン時間(欧州勢参入)
    2. ニューヨーク時間(米指標・米株連動)
  6. 環境認識の手順:上位足→当日レンジ→キリ番の順で見る
  7. エントリーの精度を上げる観察ポイント
    1. 1. 直前の値動きのスピード
    2. 2. 押し目・戻りの“深さ”
    3. 3. 同じ場所での複数回テスト
  8. 損切りを“キリ番の外側”に置く:浅すぎるストップは狩られる
  9. 利確は「次のキリ番」か「当日の値幅」で決める
  10. 具体的なシナリオ3本:チャートがなくても再現できる文章ルール
    1. シナリオ1:上昇トレンド中の1.1000ブレイク(型A)
    2. シナリオ2:レンジ相場での1.1000反転(型B)
    3. シナリオ3:上抜けダマシからの下落(型C)
  11. ありがちな失敗と、修正方法
    1. 失敗1:抜けた瞬間に飛び乗る
    2. 失敗2:損切りが近すぎて狩られる
    3. 失敗3:時間帯を無視して同じやり方をする
    4. 失敗4:ニュースと指標でやられる
  12. トレード日誌の付け方:1.10だけを100回記録する
  13. 初心者が最初に作るべき“固定ルール”
  14. 執行(エグゼキューション)で差がつく:成行・指値・逆指値の使い分け
    1. 成行は“加速を取りに行く”ときだけ使う
    2. 指値は“戻りを拾う”ときの基本
    3. 逆指値は“損切り”以外に使わない
  15. 資金管理の最小セット:1回の損失を“口座の1%以内”に固定する
  16. 仕上げ:今日からの練習メニュー

なぜ「キリ番」はユーロドルで効くのか

ユーロドル(EUR/USD)のようなメジャー通貨は、参加者が多く流動性も厚い一方で、相場の節目では驚くほど反応が素直になります。その代表が「キリ番」です。たとえば1.1000、1.1050、1.1100のように、4桁で切りの良い価格帯は、人間が意思決定をしやすい“目印”になり、注文が集まりやすい傾向があります。

この「注文が集まる」という事実が重要です。注文が集まる場所では、約定が増え、短期の値動きが生まれやすくなります。つまり、キリ番は“トレードの舞台”になりやすいということです。初心者がやりがちな失敗は、キリ番を「ただの水平線」として扱うことです。実際には、キリ番は「注文の密集帯」であり、上抜け・下抜け・反転のいずれも起こり得ます。だからこそ、どの種類の注文が溜まっているかを想定し、値動きが起きたときの“次の一手”を準備しておく必要があります。

キリ番に集まる注文の種類を理解する

キリ番周辺には、典型的に次の注文が集まります。ここを理解すると、値動きの「理由」が見えるようになります。

1. 利確の指値(テイクプロフィット)

上昇トレンド中であれば「1.1000でいったん利確しよう」といった注文が増えます。買いポジションの利確は“売り”になるため、キリ番で上値が重くなる要因になります。

2. 損切りの逆指値(ストップ)

ショート勢が「1.1000を上抜けたら損切り」と置く場合、1.1000の少し上(例:1.1005〜1.1015)に買いストップが溜まります。買いストップは上方向への加速燃料です。

3. 新規のブレイクアウト注文

「キリ番を抜けたらトレンドが出る」と考える参加者は多く、上抜けなら成行買い、下抜けなら成行売りが入りやすくなります。ただし、この“みんなが同じことを考える場所”は、プロにとっては狩り場にもなります。

4. 逆張りの指値

キリ番は心理的に分かりやすい反面、「ここは壁だろう」と逆張り指値が置かれます。これが反転を生むこともありますが、強いトレンドのときには逆張りが次々に損切りへ追い込まれ、さらに加速することもあります。

まず覚えるべき基本:キリ番は「線」ではなく「帯」で見る

初心者は1.1000を1本の線として引きがちですが、実務(ではなく、運用)上は帯(ゾーン)で捉えた方が再現性が上がります。理由は3つあります。

第一に、ブローカーや取引所によって提示レートが微妙に異なり、厳密な1.1000ぴったりで反応するとは限りません。第二に、スプレッドの拡大や瞬間的な滑り(スリッページ)で、見かけ上“抜けたように見える”ことがあるからです。第三に、大口が板の薄い時間帯を狙って価格を振り、ストップを刈り取る動きが起きやすいからです。

目安として、ユーロドルのキリ番は「±5〜15pips」を帯として扱うと現実に即します。たとえば1.1000なら、1.0990〜1.1010を“攻防ゾーン”として観察し、どのあたりで反発したか、どのあたりで加速したかを記録していきます。

戦略の全体像:3つの型だけ覚えれば十分

キリ番でのトレードは、複雑に見えて基本の型は3つです。初心者はまずこの3つだけを反復して身につけるのが近道です。

型A:キリ番ブレイクの順張り(本物の抜けに乗る)

狙いは「ストップを巻き込んだ加速」に乗ることです。ただし、キリ番の直上で飛び乗るとダマシにやられやすい。だから、エントリーは“抜けた後の確認”を必須にします。

具体例:価格が1.1000を上抜け、1分足〜5分足で1.1000を割らずに推移し、押し目が1.1000〜1.1005で支えられたら買い。損切りはゾーン下限の1.0990〜1.0995(状況により調整)。利確は次のキリ番1.1050や、直近高値までの距離で設定します。

この型のポイントは、「抜けた瞬間」ではなく「抜けて戻って耐えた瞬間」に入ることです。結果として利幅は少し減りますが、勝率が上がり、精神的にも継続しやすくなります。

型B:キリ番反転の逆張り(壁が機能する場面だけ狙う)

狙いは「利確売り(買い利確)が密集していて、一度押し戻される動き」です。逆張りは危険とよく言われますが、キリ番のように注文が見えやすい場所では、損切りを浅くできる分だけ合理性があります。

具体例:上昇が続いたあと1.1000に接近し、上ヒゲを連発して抜け切れない。さらに短期の勢い(例:1分足の連続陽線)が弱まり、出来高(ティックボリューム)が伸びなくなったら売り。損切りは1.1015〜1.1020(ストップ狩りの上)に置き、利確は1.0970〜1.0950など、直近の押し安値やVWAPまで。

この型は「強トレンドの逆張り」を避けるのが肝です。強トレンドでは、キリ番は反転ではなく“中継点”になります。だから、環境認識(上位足のトレンド)と時間帯(ロンドン・NY)を必ずセットで判断します。

型C:ダマシ後の“逆方向”に乗る(ストップ狩りを利用する)

キリ番で最もおいしいのは、実はこの型です。大口がストップを刈ってから反転する“フェイクブレイク”は、初心者が損切りを連発しやすい場所ですが、構造を理解すれば利益機会になります。

具体例:1.1000を上抜けて1.1012まで伸びるが、5分足で上ヒゲを残して1.1000を割り、1.0995付近で再び売りが加速した。これは「上にある買いストップを刈って流動性を確保し、その後に売りで押し戻した」可能性があります。ここでの狙いは、1.1000を割った戻り(1.0998〜1.1002)を待って売り、損切りを1.1015近辺に置くことです。利確は1.0950や1.0900など、次の大きな節目へ。

時間帯で勝率が変わる:ロンドンとNYの「癖」を使う

ユーロドルは時間帯によって参加者が変わり、キリ番の反応も変わります。これを知らずに同じ型を当てはめると、勝てたり負けたりが安定しません。

ロンドン時間(欧州勢参入)

ロンドン入りは流動性が増え、レンジが壊れやすい時間です。キリ番のブレイク(型A)が機能しやすく、抜けた方向にそのまま伸びる日もあります。一方で、ロンドン入り直後は“値幅を作る”動きが入りやすく、ダマシ(型C)も増えます。したがって、ロンドン前に形成されたアジアレンジの上下端とキリ番が重なる場面は特に注目です。

ニューヨーク時間(米指標・米株連動)

NYは一段とボラが上がり、キリ番の“上抜け・下抜け”が強い意味を持ちます。ただし、指標発表前後はスプレッドが広がりやすく、損切りが滑りやすい。初心者は「指標直前は新規を控え、指標後の初動を見てから型Aか型Cで入る」というルールを作ると事故が減ります。

環境認識の手順:上位足→当日レンジ→キリ番の順で見る

キリ番トレードで最も大事なのは「そのキリ番が、押し目買いの場なのか、戻り売りの場なのか」を間違えないことです。手順を固定します。

手順1:日足または4時間足で、直近の高値・安値の更新方向を確認します。高値更新が続くなら上昇優位、安値更新が続くなら下落優位です。ここで逆張り(型B)を多用すると、トレンドに轢かれます。

手順2:当日のアジア時間レンジ(東京時間で形成されることが多い)を確認します。ユーロドルは、アジア時間ではレンジ、ロンドンでブレイク、NYで加速という日が多いので、アジアレンジの上限・下限は“その日の地図”になります。

手順3:キリ番がどこに位置しているかを見ます。アジアレンジ上限のすぐ上に1.1000があるなら、ロンドンで上抜けると走りやすい。逆に、日足の強いレジスタンスが1.1000の少し上にあるなら、上抜けはダマシになりやすい。こうした“重なり”が勝率を上げます。

エントリーの精度を上げる観察ポイント

ここからは、具体的にチャートで何を見ればいいかです。初心者でも再現しやすい観察ポイントだけに絞ります。

1. 直前の値動きのスピード

キリ番に近づくスピードが速いほど、反転の初動は強くなりやすい一方、抜けたときの勢いも出やすいです。速い上昇で1.1000に突っ込んだら「一回は利確で押されるかもしれない」と構えておく。逆に、ゆっくり上がってきて1.1000に到達したなら、売りが吸収されやすく、そのまま抜けやすいことがあります。

2. 押し目・戻りの“深さ”

1.1000に挑戦したあと、どこまで戻されるかが重要です。たとえば1.1000に到達して1.0997までしか戻らないなら、買いが強い可能性があります。逆に1.0985まで沈むなら、キリ番は壁として機能している可能性が高い。戻りが浅い=同方向の力が強いという基本を徹底します。

3. 同じ場所での複数回テスト

キリ番は1回で抜けないことも多いです。1.1000を3回叩いて4回目で抜ける、あるいは3回叩いて力尽きて反転する、といった展開が典型です。ここで「何回叩いたか」より大事なのは、叩くたびに戻りが浅くなっているか(吸収が進んでいるか)です。戻りが浅くなり、安値が切り上がるならブレイク寄り。戻りが深くなり、安値を割るなら反転寄りです。

損切りを“キリ番の外側”に置く:浅すぎるストップは狩られる

キリ番で負ける人の多くは、損切りが近すぎます。たとえば1.1000で売って、損切りを1.1005に置く。これは典型的に狩られます。なぜなら、買いストップの密集帯が1.1005〜1.1015にあることが多く、そこまでの“ちょい抜け”は日常茶飯事だからです。

現実的な損切りは、キリ番の外側、そして「ダマシが発生しやすい帯」を越えた位置です。目安は次の通りです。

・短期(1分〜5分)で戦うなら:キリ番から10〜20pips外側
・少し長め(15分〜1時間)なら:20〜35pips外側

もちろん相場のボラにより調整しますが、“キリ番のすぐ外”に置かないことが基本です。損切りが広いと感じるなら、ロットを落とします。ロットを落とさずに損切りだけ狭めると、確率的に負けが増えます。

利確は「次のキリ番」か「当日の値幅」で決める

利確を曖昧にすると、キリ番トレードはメンタルが崩れます。基準を2つに固定します。

基準1:次のキリ番。1.1000で買ったなら、まず1.1050、次に1.1100が候補です。キリ番は次のキリ番まで走ることが多いからです。

基準2:当日の平均値幅(ADR)。過去数週間のユーロドルの平均日中値幅を見て、当日すでに8割動いているなら深追いしない。逆にまだ3割なら伸びしろを期待する。この考え方は初心者でも失敗を減らせます。

具体的なシナリオ3本:チャートがなくても再現できる文章ルール

ここでは、よくある展開を文章で“ルール化”します。チャートを見ても迷いやすい初心者は、まず文章ルールをそのまま実行し、後で改善すると上達が速いです。

シナリオ1:上昇トレンド中の1.1000ブレイク(型A)

前提:4時間足が高値更新、押し目が20EMA付近で支えられている。
行動:ロンドン時間に1.1000を上抜けたら、すぐには買わない。1.1000に戻って“割れずに反発”したら買う。損切りは1.0990。利確は1.1050の手前(例:1.1045)で半分、残りは1.1100を狙う。
狙い:ブレイク後の押し目を拾い、ダマシを避ける。

シナリオ2:レンジ相場での1.1000反転(型B)

前提:日足が横ばい、アジア時間も上下30pips程度のレンジ。
行動:1.1000に到達して上ヒゲ連発、かつ高値更新が止まったら売る。損切りは1.1020。利確はレンジ中央(例:1.0970)で一部、レンジ下限(例:1.0950)で残り。
狙い:レンジ上限+キリ番の重なりを利用し、損切りを明確にする。

シナリオ3:上抜けダマシからの下落(型C)

前提:上位足は下落基調、戻り局面で1.1000に接近。
行動:1.1000を上抜けてストップを刈った後、5分足で1.1000を割り、戻りが1.1000付近で止まったら売る。損切りは1.1018。利確は直近安値(例:1.0920)手前で段階的に。
狙い:ストップ狩りの後に起きる“本来の方向”への回帰を取る。

ありがちな失敗と、修正方法

キリ番トレードはシンプルですが、失敗の型も決まっています。修正方法をセットで覚えてください。

失敗1:抜けた瞬間に飛び乗る

修正:必ず「戻って耐える」確認を入れる。飛び乗りたい衝動が出たら、エントリーを1回スキップしてもいい。勝てる日より、負けない日を増やす方が資金曲線は安定します。

失敗2:損切りが近すぎて狩られる

修正:損切りはキリ番の外側に置く。その代わりロットを落とす。これを徹底するだけで、キリ番周辺の“ノイズ”で死ななくなります。

失敗3:時間帯を無視して同じやり方をする

修正:アジア時間は「様子見」、ロンドン・NYは「勝負」と割り切る。特に東京時間の薄い時間帯でのブレイクは、ダマシが増えます。

失敗4:ニュースと指標でやられる

修正:米CPIや雇用統計など大型指標の前後は、スプレッド拡大と滑りを前提にする。初心者は“指標直前の新規禁止”ルールを置き、指標後の初動が落ち着いてから入る。

トレード日誌の付け方:1.10だけを100回記録する

上達を加速させる方法は、意外と地味です。最初は「1.10の攻防だけ」を100回記録してください。別のキリ番(1.09、1.11)に手を広げるのは、その後で十分です。

記録項目は次の5つだけでOKです。
(1)時間帯(東京・ロンドン・NY)
(2)上位足の方向(上昇・下降・レンジ)
(3)キリ番への近づき方(速い・遅い)
(4)結果(抜けた・反転した・ダマシだった)
(5)自分の行動(入った・見送った・損切り位置)

これを続けると、「自分が勝ちやすい型」と「負ける型」が明確になります。相場を完璧に当てる必要はありません。自分の勝ちパターンを増やし、負けパターンを避けるだけで、期待値は改善します。

初心者が最初に作るべき“固定ルール”

最後に、最初から守れる固定ルールを提示します。難しいテクニックより、まずこれです。

ルール1:キリ番は±10pipsの帯で見る(1.1000なら1.0990〜1.1010)。
ルール2:ブレイクは「抜け→戻り→耐え」を確認してから入る。
ルール3:損切りは帯の外側(最低でも10〜20pips外)に置き、ロットで調整する。
ルール4:利確は次のキリ番か当日の値幅で機械的に決め、迷わない。
ルール5:指標直前は新規を控え、指標後の形が出てから型Aか型Cで入る。

キリ番は、初心者が「相場の構造」を学ぶのに最適な教材です。なぜ動いたかを説明しやすく、損切り位置も決めやすい。まずは1.1000という一つの節目を徹底的に観察し、型A〜Cのどれが機能していたかを毎回言語化してください。そこから、同じ考え方を1.0900、1.1100、さらにクロス円へと拡張すれば、トレードの地図が一段ずつ精密になります。

執行(エグゼキューション)で差がつく:成行・指値・逆指値の使い分け

同じシナリオでも、注文方法が雑だと結果が変わります。特にキリ番は約定が集中しやすく、成行が滑りやすい局面があります。初心者は「エントリーの当て方」より、まず「意図した価格で入る工夫」を優先した方が成績が安定します。

成行は“加速を取りに行く”ときだけ使う

型Aのように、1.1000を支えにして上に走り出す瞬間は、成行の方が取りこぼしが減ります。ただし、成行で入るなら「許容スリッページ」を事前に決め、滑ったら撤退するルールを用意します。たとえば、想定より3pips以上悪い価格で約定したら、損切り幅を広げずにロットを落とす、あるいはそのトレード自体を見送る、といった判断です。

指値は“戻りを拾う”ときの基本

型Aの「戻り→耐え」を待つ局面では、1.1002や1.1004などに指値を置くことで、感情に振り回されにくくなります。指値を置く場所は、帯の中央ではなく“守られた側”に寄せるのがコツです。上抜け後なら、1.1000ぴったりではなく、少し上(1.1002〜1.1006)に置く方が、約定後すぐに含み損を抱えにくい傾向があります。

逆指値は“損切り”以外に使わない

逆指値でのブレイクエントリー(例:1.1006に買いストップ)は、キリ番ではダマシに巻き込まれやすい上、滑りも起きやすいので、慣れるまでは避けた方が無難です。まずは「抜け→戻り→耐え」の確認を徹底し、相場の癖が見えてから導入してください。

資金管理の最小セット:1回の損失を“口座の1%以内”に固定する

キリ番の手法は再現性があっても、資金管理が不十分だと一発で崩れます。初心者が最初に固定すべき数字は「1回の損失上限」です。目安として、1回の損失を口座資金の0.5〜1.0%以内に収めると、連敗しても立て直しが効きます。

計算はシンプルです。口座100万円、許容損失1%なら1万円。損切り幅が20pipsなら、1pipsあたり500円の価値になるロットに調整します。損切り幅が広い日はロットを落とす。これだけで、キリ番の“ノイズ”に揺さぶられても致命傷になりません。

仕上げ:今日からの練習メニュー

最後に、迷わず実行できる練習メニューを置きます。1週間だけでいいので、次を守ってください。

(1)毎日、1.1000の前後で「抜けた/反転した/ダマシだった」を必ず分類する。
(2)その日の時間帯と上位足の向きをセットでメモする。
(3)自分が入るのは型A〜Cのうち1つだけに絞る(最初は型A推奨)。
(4)損切り位置を毎回“帯の外側”に置けたかを自己採点する。
(5)利確は次のキリ番、または当日値幅のどちらかに機械的に寄せる。

この練習を終える頃には、キリ番が「当て物」ではなく「確率ゲームの設計」に見えてきます。そこまで行けば、ユーロドルだけでなく、ドル円やポンドドル、さらには指数CFDなどにも同じ考え方を転用できます。

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