連続陰線の後に高値更新した「初動」を取る:日本株デイトレの反転トリガー設計

スポンサーリンク
【DMM FX】入金
  1. この手法で狙うもの:『売りが尽きたあとに、買いが主導権を奪う瞬間』
  2. なぜ機能しやすいのか:連続陰線が作る“需給の歪み”
  3. まず定義を固定する:何を「連続陰線」と呼ぶか
  4. エントリーの核:『高値更新』をどう判定するか
  5. フィルター:高値更新が“ダマシ”になりやすい条件を排除する
  6. 具体的な手順:監視→判定→注文→撤退を“型”にする
    1. ステップ1:候補抽出(10分で終える)
    2. ステップ2:連続陰線の“質”を確認
    3. ステップ3:戻り高値を線引きする
    4. ステップ4:エントリーは2方式のどちらかに限定
    5. ステップ5:損切りは「ライン割れ」で即時
  7. 利確設計:勝ちを小さくまとめないための“出口”
  8. 具体例1:寄り天からの連続陰線→VWAP回復→初押しで入る
  9. 具体例2:場中の下げ続き→板薄化→戻り高値ブレイクに追随
  10. 初心者がやりがちな失敗と対策
  11. チェックリスト:エントリー前に10秒で確認する項目
  12. 練習方法:最短で身につけるための“検証の型”
  13. まとめ:狙うのは“底”ではなく“買いの勝利宣言”
  14. ロット管理:初心者が破綻しないための“損失額固定”
  15. 板と歩み値で“本物のブレイク”を見分ける
  16. 場面別アレンジ:寄り付き・後場・引け前でルールを変える
  17. “やらない”条件:勝ちパターンより重要なリスク回避
  18. 簡易バックテストのやり方:手作業でも検証できる
  19. メンタルの実装:迷いを減らす“二択化”

この手法で狙うもの:『売りが尽きたあとに、買いが主導権を奪う瞬間』

今回のテーマは「連続陰線のあとに高値更新した初動」です。言い換えると、短期で売られ続けた銘柄が、ある瞬間を境に“上方向の勢い”に切り替わるポイントを、デイトレ(または数日スイング)で取りに行く設計です。

初心者がまず理解すべき核心は、反転は“安値”ではなく“高値更新”で確認するという発想です。底値当ては難易度が高く、損切りも遅れがちです。一方で「高値更新」は、買い手が売り圧力を吸収し切った証拠として扱えます。ここをトリガーにすれば、根拠と撤退ルールを作りやすくなります。

なぜ機能しやすいのか:連続陰線が作る“需給の歪み”

連続陰線(例えば5分足で陰線が連発、あるいは日足で陰線が数本続く)は、短期勢の損切り・投げ、信用の整理、利確の連鎖を生みます。これが進むと板は薄くなり、出来高が枯れ、売りの主体が弱まります。

その状態で、買いが入る“理由”が重なると、価格は軽く上に跳ねます。ポイントはファンダメンタルズの良し悪しよりも、短期の注文フローです。例えば以下のような条件が重なると、上への初動が出やすくなります。

  • 投げ売りが一巡し、安値を割っても伸びない
  • 売り板が薄く、買いが少し入るだけで上に飛ぶ
  • 出来高が底打ちし、上昇局面で出来高が増える(需要が本物)
  • 前の戻り高値(抵抗帯)を超えることで、ショートカバーや追随買いが誘発される

しかし、単に「陰線が続いたから買う」は危険です。陰線が続いたままズルズル行く“トレンド継続”も多いからです。だからこそ本稿では、高値更新を条件にして初動だけを取り、外れたら小さく撤退する設計に落とし込みます。

まず定義を固定する:何を「連続陰線」と呼ぶか

曖昧な定義は再現性を壊します。初心者ほど、数値で決めてください。おすすめは次の2レイヤーです。

(A)5分足の連続陰線:寄り後〜場中で、5分足陰線が3〜6本連続。陰線の実体が大きく、下ヒゲが短いほど“売りが強い”状態。

(B)日足の連続陰線:日足で3〜5本の陰線が連続。ギャップダウンや終値ベースで切り下げが続いている状態。

デイトレで扱いやすいのは(A)です。理由は、同じ日の中で完結しやすく、損切り幅も小さく設計できるためです。本稿は(A)を主軸にし、必要に応じて(B)をフィルターにします。

エントリーの核:『高値更新』をどう判定するか

ここが最重要です。高値更新は“何の高値”かを決めないとブレます。おすすめの判定は3段階です。

  • 直近2〜3本の5分足高値を更新(ミニブレイク)
  • 直近の戻り高値を更新(押し戻されていた抵抗帯の突破)
  • 当日高値を更新(場の空気が変わった合図。追随が入りやすい)

初心者に向くのは「直近の戻り高値を更新」です。なぜなら、そこは“売りが出やすい価格帯”で、突破できた事実が強いからです。逆に、当日高値更新は派手ですが、既に走った後でエントリーが遅れやすいこともあります。

フィルター:高値更新が“ダマシ”になりやすい条件を排除する

反転狙いの最大の敵はダマシです。高値更新したのに、すぐ叩き落とされるパターンです。これを減らすために、次のフィルターを入れます。

1)出来高の確認:高値更新した足(またはその直前足)の出来高が、直前5本平均の1.5倍以上。出来高が伴わない高値更新は、板の薄さによる“偶然の上振れ”で終わりやすいです。

2)VWAPの位置:VWAPより下での高値更新は、戻り売りに潰されやすいです。理想は「VWAPを回復 → 押し目でVWAP付近を割らない → 再度高値更新」。VWAPを使うと、買いが平均約定コストを上回っているかが分かります。

3)指数・セクターの地合い:個別が頑張っても、指数が急落すると巻き込まれます。最低限、日経平均やTOPIXが同時間帯に急落していないか、先物が荒れていないかをチェックしてください。

具体的な手順:監視→判定→注文→撤退を“型”にする

初心者が勝ちやすくなるコツは、型を固定することです。以下は実務に近い手順です(裁量の余地を減らします)。

ステップ1:候補抽出(10分で終える)

場中なら、値下がりランキングから、直近30分で下落率が目立つのに出来高が落ちてきた銘柄を拾います。寄り直後なら、GDや寄り天で陰線が連発している銘柄が対象です。

ステップ2:連続陰線の“質”を確認

単に陰線が続いているだけでなく、終盤で「下げても伸びない」兆候を探します。たとえば、安値更新しても次の足で下ヒゲが出る、出来高が減る、売り板が薄くなる、などです。ここで“売り疲れ”を推定します。

ステップ3:戻り高値を線引きする

連続陰線の中でも、途中で一度だけ反発した小さな山(戻り高値)ができます。その山の高値が、あなたの“トリガーライン”です。ここを超えたら、売りを吸収したと判断します。

ステップ4:エントリーは2方式のどちらかに限定

方式A:ブレイク成行(スピード優先):戻り高値を超えた瞬間に成行。上に飛ぶ銘柄で有効。ただし滑り(約定の悪化)リスクあり。

方式B:ブレイク後の初押し(安定優先):高値更新後、1〜2本の5分足で押したところを指値。押しが浅く、VWAPやブレイクラインを割らないことが条件。こちらが初心者向きです。

ステップ5:損切りは「ライン割れ」で即時

ルールは単純にします。ブレイクライン(戻り高値)を終値で割る、またはVWAPを明確に割って戻らないなら撤退。感情で耐えると、反転狙いは一瞬で“落ちるナイフ”に変わります。

利確設計:勝ちを小さくまとめないための“出口”

初心者は損切りだけでなく利確も課題です。反転初動は伸びるときは伸びます。出口を固定しましょう。

第一利確(半分):直近の大きめの戻り高値、またはVWAP乖離+1.5〜2.5%あたり。ここで一部利確すると心理が安定します。

第二利確(残り):5分足で高値更新が止まり、陰線が2本続いたら撤退、またはトレーリング(直近安値割れ)で追いかけます。初動狙いは“粘りすぎない”ことが重要です。

具体例1:寄り天からの連続陰線→VWAP回復→初押しで入る

想定シナリオ:寄り付き直後に高値をつけた後、5分足で陰線が5本連続。出来高は序盤が多いが、4本目以降で減少。安値更新しても下に伸びない。VWAPの下で揉み合いが発生。

ここでやることは、まず“連続陰線の途中の戻り高値”を引きます。例えば2本目の陰線の戻し高値がライン。次に、VWAP回復の瞬間を待ちます。VWAPを超えて5分足終値が維持され、出来高も増えた。そこで「ブレイク後の初押し方式」にします。

エントリーは、VWAP付近まで押して、なおかつブレイクラインを割らないポイントに指値。損切りはブレイクライン割れ。利確は、寄り直後の高値手前で半分、残りは高値更新が止まるまで。こうすると“底当て”をせずに、買い主導に切り替わった部分だけを取れます。

具体例2:場中の下げ続き→板薄化→戻り高値ブレイクに追随

想定シナリオ:後場、ダラダラと売られて5分足陰線が6本連続。途中から出来高が枯れ、売り板が薄い。ここで小さな買いが入ると価格が1ティックずつ上にずれる。

このときは「ブレイク成行方式」が効きやすいです。理由は、板が薄く、指値を置いても置き去りにされやすいからです。戻り高値を超えた瞬間に成行で入り、すぐに逆指値(損切り)を置きます。

注意点は、板薄化局面は上下に飛びやすいことです。だからロットを落とし、損切り幅を事前に決めます。利確は早め(+0.8〜1.5%でもOK)。“薄い板の急騰”は急落も早いので、取りに行くのは初動だけで十分です。

初心者がやりがちな失敗と対策

失敗1:陰線が続いた時点で買ってしまう。→対策:高値更新を待つ。買いの根拠が「安いから」だけだと、下げトレンドに踏まれます。

失敗2:損切りが遅い。→対策:ブレイクライン割れで即撤退。反転狙いは“間違いを早く認める”ことが成績に直結します。

失敗3:出来高を見ない。→対策:高値更新の足で出来高増を必須にする。出来高が伴わないなら見送る勇気。

失敗4:利確が早すぎてトータルで伸びない。→対策:分割利確(半分先に利確、残りはトレーリング)。心理の安定と伸ばしを両立できます。

チェックリスト:エントリー前に10秒で確認する項目

  • 陰線連続本数は3本以上か(5分足)
  • 直近で出来高が減少し、売りの勢いが弱まっているか
  • 戻り高値(トリガーライン)を明確に引けているか
  • 高値更新の足で出来高が増えているか(平均の1.5倍目安)
  • VWAP回復 or 少なくともVWAPに近づいているか
  • 指数が急落していないか(巻き込みリスク)
  • 損切り位置(ライン割れ)と許容損失額が決まっているか

練習方法:最短で身につけるための“検証の型”

上達の近道は、リアルマネーでいきなりやらないことです。次の順で進めると早いです。

1)過去チャートで100例見る:5分足で「陰線3〜6本→戻り高値ブレイク→その後どうなったか」を観察し、成功パターンと失敗パターンを分類します。

2)検証ノートは3項目だけ:①陰線本数、②ブレイク時出来高、③VWAP位置。この3つだけを記録すると、判断が洗練されます。

3)最初は小ロットで“ルール順守”を評価:利益ではなく、損切りがルール通りできたか、見送りができたかを評価軸にします。

まとめ:狙うのは“底”ではなく“買いの勝利宣言”

連続陰線後の初動は、底値当てではありません。売りが尽き、買いが主導権を奪ったサイン(高値更新)で入ることで、初心者でも撤退ルールを作りやすくなります。

最後に重要な一言だけ。この手法は、負けを小さくするほど強くなるタイプです。高値更新がダマシなら即撤退。伸びるときだけ分割利確で伸ばす。これを徹底すると、トータルでプラスに寄せやすくなります。

ロット管理:初心者が破綻しないための“損失額固定”

反転初動は当たると気持ちよく伸びますが、外れると一気に逆回転します。そこでロットは「株数」ではなく許容損失額から逆算します。やり方はシンプルです。

(1)1回のトレードで失ってよい金額を決める(例:口座の0.3〜0.7%)。
(2)損切り幅(エントリー価格−損切り価格)を円で測る。
(3)許容損失額 ÷ 損切り幅 = 最大株数(端数は切り捨て)。

例えば許容損失3,000円で、損切り幅が15円なら、最大200株です(3,000÷15=200)。この計算を毎回やれば、「負けが大きすぎて続けられない」という典型的な事故を防げます。

板と歩み値で“本物のブレイク”を見分ける

高値更新のダマシを減らすには、ローソク足だけでなく、板と歩み値も補助に使うと精度が上がります。初心者でも見られるポイントに絞ります。

1)ブレイク直前に売り板が薄くなる:売り板の厚みが急に減る(取り消しが多い)と、少しの買いで抜けます。これ自体は“良い”とは限りませんが、抜けた後に出来高が続くかで真偽が分かれます。

2)歩み値で買い成行が連続する:ブレイクの瞬間に同方向の成行が続くと、追随買いが入っている可能性が高いです。逆に、抜けた直後に売り成行がぶつけられて即座に戻るなら、踏み上げ失敗の警戒です。

3)ブレイク後に“戻り売り”が吸収される:最初の押しで売りが出ても、価格がラインを割らず、歩み値が買い優勢のままなら、買いが強い証拠です。ここが「方式B:初押し」で入る最大の根拠になります。

場面別アレンジ:寄り付き・後場・引け前でルールを変える

同じ初動でも、時間帯で性質が変わります。初心者はまず“時間帯ルール”を持つと事故が減ります。

寄り付き(9:00〜9:30):ノイズが大きく、ギャップ要因も混ざります。おすすめは「VWAP回復→初押し」の安定型。ブレイク成行は滑りが出やすいのでロットを落とします。

前場中盤〜後場寄り(10:00〜13:30):材料や指数の影響が反映されやすく、パターンが素直になりがちです。出来高が急に戻る局面(アルゴ切替など)ではブレイク追随も機能します。

引け前(14:30〜15:00):手仕舞いと引け需給が混ざり、逆回転が速いです。初動だけを短く取り、引け跨ぎは別ルールに分けます(初心者は基本しない)。

“やらない”条件:勝ちパターンより重要なリスク回避

この手法は「やる時」より「やらない時」を決めるほど成績が安定します。以下は見送るべき代表例です。

  • 材料の真偽が不明で、板が極端に薄い小型株:上にも下にも飛びやすく、損切りが機能しないことがあります。
  • ストップ安・ストップ高近辺:値幅制限が絡むと、テクニカルより需給が支配します。初心者の練習には不向きです。
  • 決算や重要IRの直後で値動きが荒すぎる:初動は取れますが、スプレッドと急変で再現性が落ちます。
  • 指数が急落しているのに、個別だけ反転している:一瞬は上がっても、指数の売りで押し戻されやすいです。

簡易バックテストのやり方:手作業でも検証できる

初心者でも、ツールなしで“ざっくり検証”は可能です。ルールを固定して、20〜30銘柄×数日分を見るだけでも、体感が変わります。

検証ルール例
・5分足陰線が4本連続した後、直近戻り高値をブレイクしたらエントリー。
・損切り:ブレイクライン−0.2%を割ったら撤退(または5分足終値で割れ)。
・利確:+0.8%で半分、残りは直近安値割れで撤退。

記録は「勝敗」だけでなく、ブレイク足出来高VWAPの上下も書きます。すると、負けの多くが「出来高が伴っていない」「VWAP下のまま」など、具体的な原因に分解できます。原因が見えたら、その条件をフィルターに入れれば良いだけです。

メンタルの実装:迷いを減らす“二択化”

最後に、実戦で一番効くのはメンタルではなく設計です。迷いが出る局面を二択にします。

二択1:ブレイクした?→YESなら監視強化、NOなら触らない。
二択2:押しでラインを割った?→YESなら損切り、NOなら保有。

この二択化を徹底すると、判断が遅れにくくなります。反転初動は“判断の速さ”が優位性の一部です。迷いを減らすほど、同じルールでも結果が良くなります。

p-nuts

お金稼ぎの現場で役立つ「投資の地図」を描くブログを運営しているサラリーマン兼業個人投資家の”p-nuts”と申します。株式・FX・暗号資産からデリバティブやオルタナティブ投資まで、複雑な理論をわかりやすく噛み砕き、再現性のある戦略と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ実践できること、そして迷った投資家が次の一歩を踏み出せることを大切にしています。

p-nutsをフォローする
株式投資
スポンサーリンク
【DMM FX】入金
シェアする
p-nutsをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました