前日終値ギャップ率で読む「窓埋め」トレードの初動判断:寄り付き5分で優位性を作る

株式投資
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【DMM FX】入金
  1. 窓埋めトレードは「当てもの」ではなく、需給のズレを回収する作業
  2. ギャップ率の定義:迷わないために式を固定する
  3. まず分類:窓埋めが起きやすい“ギャップ”と起きにくい“ギャップ”
  4. 窓埋めのコア仮説:寄り付きの「価格発見」が終わると平均回帰が働く
  5. 「何%から狙うか」より重要なこと:ギャップ率×前日レンジ×出来高
  6. 寄り付き初動の“やる/やらない”を決める5つのフィルター
    1. フィルター1:材料の強度(ニュースの種類で一発判定)
    2. フィルター2:前日の終値位置(終値が高値圏か安値圏か)
    3. フィルター3:寄り付き直後の価格のクセ(最初の2分で方向が決まる)
    4. フィルター4:板の形(上に薄い/下に薄い)
    5. フィルター5:指数・先物の同時刻の動き(個別が逆らえるか)
  7. 実戦ルール:ギャップアップ時の“窓埋めショート”の型
    1. ステップ1:事前に候補を絞る(寄り付き前の準備で8割決まる)
    2. ステップ2:寄り付き後、最初の高値(安値)更新に失敗するかを見る
    3. ステップ3:エントリー位置は“窓の中”に入ってから
    4. ステップ4:損切りは「窓埋め否定」の一点に置く
    5. ステップ5:利確は2段階(前日終値手前と前日終値割れ)
  8. ギャップダウン時の“窓埋めロング”の型(現物派の主戦場)
    1. 型のポイント:落ち切ってから拾うのではなく“下げ止まり確認”で拾う
    2. 損切り:寄り付き後の当日安値割れ
  9. 具体例:指数要因ギャップの日の「窓埋め」シナリオ
  10. 具体例:材料ギャップを避ける理由(決算ギャップは別ゲーム)
  11. 窓埋めの期待値を上げる「3つの定量ルール」
    1. ルール1:ギャップ率が前日レンジの何割か
    2. ルール2:寄り付き5分の相対出来高
    3. ルール3:寄り付き後の戻り率(窓の20〜30%)
  12. リスク管理:窓埋めは「勝率型」ではなく「損小利中」のゲーム
  13. チェックリスト:寄り付き前〜寄り付き後10分の確認項目
  14. 検証のやり方:あなたの得意な「窓」を見つけて型を固定する
  15. 他マーケットへの応用:FX・暗号資産で「窓埋め相当」を扱うコツ
  16. 初心者がやりがちな失敗と、回避のための具体策
  17. 練習メニュー:最短で型を身につける1週間プラン

窓埋めトレードは「当てもの」ではなく、需給のズレを回収する作業

前日終値から大きくギャップ(窓)を空けて寄り付くと、初心者ほど「窓は必ず埋まる」と決め打ちしがちです。しかし実務では、窓埋めは“確率の高い局面だけを抜く”戦略です。重要なのは、ギャップが生まれた理由(ニュース・指数要因・需給)、寄り付き直後の板と約定の質、そして“埋めに行く力”があるかを最初の数分で判定して、ダメなら即撤退することです。

この記事では、前日終値からのギャップ率を軸に、寄り付き初動で「窓埋め狙いをやる/やらない」を定量的に切り分ける手順を、株のデイトレを想定して具体的に解説します。FXや暗号資産でもギャップに相当する“急変動後の平均回帰”に応用できますが、まずは日本株で最も再現性が高い型を作るのが近道です。

ギャップ率の定義:迷わないために式を固定する

ギャップ率は、基準値と比較値を固定しないと検証も改善もできません。ここでは次の定義で統一します。

ギャップ率(%)=(当日寄付値 − 前日終値)÷ 前日終値 × 100

寄付値が取れない場合は、寄り付き直後の約定(例えば最初の1分のVWAP)を代替にしても構いませんが、後で検証するときに必ず同じルールで算出してください。ギャップ率は「+ならギャップアップ」「−ならギャップダウン」です。

まず分類:窓埋めが起きやすい“ギャップ”と起きにくい“ギャップ”

同じ3%ギャップでも、窓埋めの期待値は全く違います。最初に、ギャップの原因を4つに分類します。

1)指数・先物主導ギャップ:米国市場や日経先物の夜間の変動で全体が同方向に飛ぶタイプ。個別材料ではないため、寄り付き後に“行き過ぎ修正”が入りやすい一方、トレンドの日は押し目になってそのまま走ります。

2)個別決算・材料ギャップ:決算、上方修正、下方修正、行政処分など。窓埋めは起きにくく、むしろ“窓を埋めない”こと自体が強弱判定になります(強材料なら下に戻らず、弱材料なら上に戻れない)。

3)需給イベントギャップ:MSCI・TOPIX入れ替え、自己株買い、TOB思惑、空売り規制など。窓埋めは銘柄固有の需給で決まるため、板と歩み値の観察が効きます。

4)薄商いギャップ:低位株や出来高の少ない銘柄で、少量の成行で飛ぶタイプ。窓埋めは起きやすいが、スプレッドと滑りで期待値が壊れやすいので“取らない勇気”が必要です。

窓埋めのコア仮説:寄り付きの「価格発見」が終わると平均回帰が働く

窓は、前日終値という“市場が合意した価格”から、翌朝の気配で“新しい合意価格”へ瞬間移動した状態です。寄り付き直後は価格発見(プライスディスカバリー)が進み、板が薄いところを突きながら約定が積み上がります。このとき、材料が弱い(=新情報の確度が低い)ほど、初動が行き過ぎやすく、価格発見が落ち着いた後に平均回帰(窓埋め)が起きやすい、というのが窓埋め戦略の根っこです。

逆に、材料が強い(=新情報の確度が高い)場合、価格発見が終わっても“新しい適正価格”が上(下)に更新され続けるため、窓埋めは起きにくく、窓を埋めようと逆張りすると踏まれます。

「何%から狙うか」より重要なこと:ギャップ率×前日レンジ×出来高

よくある失敗は「2%空けたから窓埋め」と単一条件で入ることです。実際は、同じ2%でも前日値幅が小さい銘柄ほどインパクトが大きく、窓埋めの反応も変わります。そこで次の3点を同時に見ます。

(A)ギャップ率:絶対値が大きいほど“行き過ぎ”になりやすい。

(B)前日レンジ比(ATR的な考え):前日高値−安値が小さいのに大きく窓を空けた場合、価格のズレが極端で反動が出やすい。

(C)寄り付き出来高(相対出来高):寄りで出来高が急増しているほど“参加者が多い”。参加者が多いほど、早い段階で行き過ぎが否定され、窓埋めが発生しやすい一方、材料が本物だとその出来高がトレンド継続の燃料にもなります。

この3点をまとめて判断すると、「窓埋めを狙う価値があるギャップ」と「ただのトレンド初動」の切り分けが一気に精度が上がります。

寄り付き初動の“やる/やらない”を決める5つのフィルター

以下のフィルターを上から順に当てます。1つでも強い否定条件が出たら、窓埋めはやりません。初心者ほど“やらない判断”が資産を守ります。

フィルター1:材料の強度(ニュースの種類で一発判定)

決算の大幅上方修正、TOB、合併など、価格を再評価するタイプの材料は窓埋めより順張りが優勢です。逆に、指数要因や短期的な思惑(SNSで騒がれた程度)のギャップは窓埋め向きです。ニュースがよく分からない銘柄は“触らない”のが最適解です。

フィルター2:前日の終値位置(終値が高値圏か安値圏か)

前日終値が高値引け(上ヒゲが短い陽線)で、そこからさらにギャップアップした場合は、強い継続トレンドの可能性が上がります。窓埋め狙いは不利です。反対に、前日が下げて終わった後にギャップアップした場合は「売り方の買い戻し+短期資金の飛び乗り」で行き過ぎやすく、窓埋め(下方向)ではなく“寄り天”が出やすい、といった形でシナリオが組めます。

フィルター3:寄り付き直後の価格のクセ(最初の2分で方向が決まる)

寄り付き後に一度だけ反対方向へ試しに動いて、すぐに元の方向へ戻されるときはトレンドが強いサインです。例えばギャップアップ後に小さく押してもすぐ買い戻されるなら、窓埋め(下方向)を狙うより押し目待ちが優位です。逆に、寄り付きの高値更新が失敗して“高値をつけても出来高が続かない”なら、窓埋めが始まりやすい状態です。

フィルター4:板の形(上に薄い/下に薄い)

ギャップアップで窓埋めを狙う(=売り)なら、上が薄く下が厚い板の方が有利です。上に厚い売り板が並んでいる場合、買いがその壁を超えられないと上昇が止まりやすく、窓埋めが進みます。逆に、上がスカスカで一気に飛びやすいなら、窓埋めの逆張りは危険です。板はフェイクも多いので、必ず歩み値(約定)で“本当にぶつかっているか”を確認します。

フィルター5:指数・先物の同時刻の動き(個別が逆らえるか)

日本株の朝は日経先物に引っ張られます。個別が窓埋めを始めても、先物が同方向へ強く走ると逆行されます。したがって、窓埋め狙いは「指数が落ち着いている」か「指数が逆方向に戻し始めた」タイミングでやる方が成功率が上がります。

実戦ルール:ギャップアップ時の“窓埋めショート”の型

ここからは具体的な手順です。現物のみの人は、ショートの部分は「買いの窓埋め(ギャップダウン)」側の読み替えで使えます。

ステップ1:事前に候補を絞る(寄り付き前の準備で8割決まる)

寄り付き前に、前日終値からの想定ギャップ率を出し、監視銘柄を3〜5に絞ります。目安として、指数要因のギャップなら±1.0〜2.5%程度で候補、個別材料が絡むなら基本は除外、薄商いはスプレッドが大きければ除外、という運用が堅実です。候補を絞らずに場中スキャンすると、初動の最も美味しい部分を逃して焦って飛びつきます。

ステップ2:寄り付き後、最初の高値(安値)更新に失敗するかを見る

ギャップアップ後にもう一段上を試して失敗し、直近の短期支持(例えば寄り付き足の安値、または1分足の直近安値)を割ったら“窓埋め開始”の可能性が上がります。ここで重要なのは「高値更新失敗→支持割れ」の順番です。先に支持を割ってからの戻り売りは、戻りが強くて損切りが増えがちです。

ステップ3:エントリー位置は“窓の中”に入ってから

初心者はギャップの天井で売りたくなりますが、天井当ては不要です。窓埋めトレードは“窓の中に入ったことを確認してから”入るのが基本です。前日終値より上で推移している限り、窓は埋まっていません。ギャップアップなら、価格が前日終値方向へ戻り始め、寄り付き価格から一定以上戻した(例えばギャップ幅の20〜30%を埋めた)ところで、戻りの弱さを見て入る方が再現性が高いです。

ステップ4:損切りは「窓埋め否定」の一点に置く

損切りは“自分のシナリオが否定された場所”に置きます。ギャップアップ窓埋めショートなら、直近高値更新(しかも出来高を伴う)で否定されます。したがって損切りは「直近高値+α」です。値幅が取れない銘柄でこれが広すぎるなら、そもそもその銘柄は窓埋めに向いていません。

ステップ5:利確は2段階(前日終値手前と前日終値割れ)

窓埋めの第一目標は前日終値です。多くの参加者がそこを意識するので、手前で反発が起きやすい。そこで半分を利確し、残りは「前日終値を割れるか」を見ます。割れたら“窓埋め完了からのトレンド転換”が起きる日もあるため、トレーリングで伸ばす価値があります。割れなければ、前日終値付近で全部手仕舞いで十分です。

ギャップダウン時の“窓埋めロング”の型(現物派の主戦場)

個人投資家が最も実行しやすいのは、ギャップダウンからの窓埋め(リバウンド)です。信用や先物を使わなくても現物で可能です。基本の考え方は同じで、「材料が弱いギャップダウン」だけを拾います。

型のポイント:落ち切ってから拾うのではなく“下げ止まり確認”で拾う

ギャップダウンは恐怖で投げが出ます。底値当ては不要で、下げ止まり確認を待ちます。具体的には、寄り付き後に安値更新が止まり、1分足または5分足で「安値を更新できない→小さな切り上げ」が出たタイミングが狙い目です。窓埋めは平均回帰なので、反転初動に乗れれば、損切りが浅くて済みます。

損切り:寄り付き後の当日安値割れ

窓埋めロングの否定は“安値更新”です。よって損切りは当日安値割れ。最初の5〜10分で作られた安値を割るなら、需給がまだ弱く、窓埋めが遅れる可能性が高い。小さく切って次に行く方が、長期的な成績が安定します。

具体例:指数要因ギャップの日の「窓埋め」シナリオ

例えば前日、日経平均が大きく下落し、夜間の米国株が反発した結果、日経先物が+1.5%で帰ってきたとします。個別材料がない大型株が、前日終値から+1.2%で寄り付いた。ここでありがちな失敗は「上がったから売り」と即ショートすることです。

実戦では、寄り付き後の2〜5分で先物が伸び切るかを見ます。先物が寄り付き直後に高値更新を続けるなら、窓埋めは後回しになりやすい。一方、先物が高値更新に失敗して横ばいになり、個別銘柄の歩み値が“買い→買い”から“買い→売りが混ざる”に変わってきたら、窓埋めの準備が整います。

そこで個別が最初の高値更新に失敗し、寄り付き足の安値を割ったら、「窓の中へ戻る」動きが始まる可能性が上がります。エントリーは、ギャップ幅の3割程度を埋めた戻り(弱いリバ)で、損切りは直近高値。利確は前日終値手前で半分、残りは前日終値を割れるかで判断。この“機械的な手順”を徹底すると、窓埋めが外れた日でも損が限定されます。

具体例:材料ギャップを避ける理由(決算ギャップは別ゲーム)

決算で+8%ギャップアップした銘柄が、寄り付き直後に-1%押したからといって「窓埋めだ」と売るのは危険です。決算ギャップは“適正価格の再評価”なので、窓を埋めないまま上に走る日が多い。むしろ見るべきは「窓を埋めない強さ」です。寄り付き後に前日終値方向へ戻らず、出来高を伴って高値圏で推移するなら、押し目買いが優位になります。

窓埋め戦略の最大の敵は、こうした“トレンドが正当化されるギャップ”です。初心者はここで一撃を食らいやすいので、最初は材料ギャップを徹底的に避け、指数要因・需給要因中心に経験を積む方が安全です。

窓埋めの期待値を上げる「3つの定量ルール」

裁量に見えても、勝ち組はルールを数字で固定しています。ここでは簡易に使える3つの定量ルールを紹介します。

ルール1:ギャップ率が前日レンジの何割か

ギャップ幅(当日寄付−前日終値の絶対値)が、前日レンジ(前日高値−安値)の何倍かを見ます。例えば、前日レンジが1%しかないのにギャップが2%なら「前日1日分の値幅を一瞬で飛んだ」状態で、行き過ぎ修正(窓埋め)が起きやすい。一方、前日レンジが5%でギャップが1%なら、ただのノイズになりやすく、窓埋めで取れる値幅も小さい。

ルール2:寄り付き5分の相対出来高

寄り付き5分の出来高を、過去20日平均の“最初の5分出来高”で割って相対化します。2倍以上なら参加者が多く、窓埋めが早い段階で起きやすい。逆に0.5倍以下なら薄く、少しの成行で飛ぶので損切りが機能しにくい。初心者は相対出来高が低い銘柄ほど事故るので、ここは強いフィルターになります。

ルール3:寄り付き後の戻り率(窓の20〜30%)

窓埋めを狙う方向へ、ギャップ幅の20〜30%が埋まったかを条件にします。まだ10%しか戻っていないなら、トレンド継続の可能性が高く、逆張りは早すぎます。30%戻っているのに反発が弱いなら、窓埋め継続の確度が上がります。これで“天井当て”を排除できます。

リスク管理:窓埋めは「勝率型」ではなく「損小利中」のゲーム

窓埋めは一見勝率が高そうに見えますが、材料ギャップで踏まれると一撃が大きいので、実際は「損を小さく、勝ちを普通に取る」設計が必要です。以下のルールを強制すると成績が安定します。

(1)1回の損失上限を決める:例えば1トレードで口座の0.5%まで。これを超える位置に損切りが必要なら、その銘柄はやらない。

(2)“寄り付き直後だけ”を狙う:窓埋めは初動で決まることが多い。ダラダラ保有して後場に持ち越すほど、ニュースや指数で崩れます。

(3)逆行したら即撤退:窓埋め狙いは「戻り始めたら加速しやすい」反面、「戻らない日は戻らない」。損切りの遅れが致命傷になります。

チェックリスト:寄り付き前〜寄り付き後10分の確認項目

最後に、毎朝のルーティンとして使えるチェックリストを文章でまとめます。これを紙にして横に置くと、衝動的なエントリーが減ります。

1)ギャップ率は何%か。 ただし数字だけで決めない。

2)ギャップの理由は何か。 決算・TOBなら窓埋めは基本除外。

3)前日の終値位置はどこか。 高値引けでギャップアップなら強い可能性。

4)前日レンジに対してギャップは大きいか。 大きいほど平均回帰が出やすい。

5)寄り付き5分の出来高は相対的に多いか。 薄い銘柄は事故りやすい。

6)最初の高値(安値)更新に失敗したか。 失敗→支持割れ(割れ→戻り売りではない)。

7)窓の20〜30%を埋めたか。 まだなら待つ。

8)指数・先物は同時刻にどう動いているか。 個別の逆張りが通る環境か。

9)損切り位置は“否定点”に置けるか。 置けないならやらない。

10)利確は前日終値手前で半分、残りは状況で。 欲張りすぎない。

検証のやり方:あなたの得意な「窓」を見つけて型を固定する

最後に、独自性のある一歩として“自分の得意な窓”を見つける検証法を紹介します。ポイントは、銘柄ではなく「条件」で勝ちパターンを固定することです。

まず、過去3〜6か月の取引履歴(または監視銘柄のチャート)から、ギャップ発生日だけを抜き出し、次の3軸で分類します。

(a)ギャップ率:1〜2%、2〜3%、3%以上

(b)原因:指数要因/材料/需給/薄商い

(c)寄り付き5分の相対出来高:0.5未満/0.5〜2/2以上

この分類で、「自分が勝てた(または取りやすかった)セル」を探します。例えば「指数要因×ギャップ2〜3%×相対出来高2以上」が得意なら、そこだけを徹底的に磨く。逆に、材料ギャップは避ける。こうすると、初心者でも短期間で“自分の武器”が作れます。

窓埋めは、派手さはありませんが、ルール化すると精神的な負担が小さく、再現性が高い戦略です。重要なのは、ギャップ率を入口にしつつ、初動の値動きと需給で「窓埋めが起きる日だけ」を選び抜くこと。やらない日を増やすほど、成績は安定します。

他マーケットへの応用:FX・暗号資産で「窓埋め相当」を扱うコツ

FXは平日ほぼ24時間動くため、株のような寄り付き窓は少ないですが、週明け(月曜早朝)の窓、重要指標直後の急変動、流動性が落ちる時間帯(NYクローズ前後)などで“価格の飛び”が起きます。暗号資産も24時間ですが、流動性の薄い時間帯や大口清算で同様の急変動が出ます。

考え方は同じで、「急変動の理由が“再評価”か“行き過ぎ”か」を判定し、行き過ぎなら平均回帰を狙います。具体的には、急変動の直後に(1)出来高が急増したのに伸びが鈍る、(2)直近の戻り高値(戻り安値)を更新できない、(3)短期VWAPを跨いで反対方向へ定着する、といった条件が揃うと、窓埋めに相当する戻しが発生しやすいです。

ただしFX・暗号資産はスプレッドの急拡大や約定拒否が起きやすい局面があり、株よりも“損切りが滑る”前提でポジションサイズを落とす必要があります。窓埋めの形だけ真似してサイズを同じにすると、想定外の損失になりやすい点は強調しておきます。

初心者がやりがちな失敗と、回避のための具体策

失敗1:ギャップを見て即エントリーする。回避策は「窓の20〜30%が埋まるまで待つ」「高値更新失敗→支持割れの順番を守る」の2点です。待てないときは、その日は見送る方が合理的です。

失敗2:損切りが“金額ベース”で曖昧。回避策は、損切りを必ず“否定点”に置き、置けないならポジションを持たないこと。窓埋めはやらない日の方が多くていい戦略です。

失敗3:薄商い銘柄で窓埋めを狙う。回避策は相対出来高フィルターです。寄り付き5分の出来高が平均以下なら触らない、と決めるだけで事故が減ります。

失敗4:材料ギャップに突っ込む。回避策は「材料の種類で除外」を徹底すること。分からない材料=除外、が最もシンプルで強いルールです。

練習メニュー:最短で型を身につける1週間プラン

いきなり実弾でやるより、最初の1週間は“観察と記録”に振った方が上達が速いです。毎朝、監視銘柄を3つに絞り、(1)ギャップ率、(2)ギャップ原因、(3)寄り付き5分の相対出来高、(4)窓の20%到達時刻、(5)前日終値到達の有無、をメモします。これを5営業日続けると、自分が狙うべき条件が見えてきます。

2週目から、条件が揃った日だけ少額で実行し、必ず同じ損切り・利確ルールで終える。これを繰り返すと、“窓埋めの勝ち筋”が感覚ではなく手順として定着します。

p-nuts

お金稼ぎの現場で役立つ「投資の地図」を描くブログを運営しているサラリーマン兼業個人投資家の”p-nuts”と申します。株式・FX・暗号資産からデリバティブやオルタナティブ投資まで、複雑な理論をわかりやすく噛み砕き、再現性のある戦略と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ実践できること、そして迷った投資家が次の一歩を踏み出せることを大切にしています。

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